ボロワーズ

原題「The Borrowers」

公開日:2001.10.05
更新日:2004.09.17

あらすじ

クロック一家は人間豆の家に住むボロワーズ。ボロワーズは、人間豆たちが作った道具を拝借して生活しています。ボロワーズが人間豆と呼ぶのは、そう、私たち人間のことです。ボロワーズはとても小さくて、クロック一家の主である、お父さんでさえ人間豆の子供の手に乗るぐらいの大きさなのです。

クロック一家は4人家族。人間豆のレンダー家の家の床下に住んでいます。長女のアリエッティは、毎日同じような生活が続くことに飽きていました。いつも人間豆に見つからないように、その上お父さんとお母さんの目を気にしながら生活するのにうんざり気味。ある日、テレビを見ている人間豆の男の子の後ろから、こっそりとテレビを見ていたアリエッティは、とうとう人間豆の男の子に見つかってしまいました。見つかっただけでなく捕まってしまったのです。

男の子はピートと言いました。ピートは、アリエッティと友達になることを望み、ボロワーズのことを秘密にしてくれることを約束。そして、アリエッティを家族の元に帰してくれたのでした。

そうして男の子とクロック一家の交流が始まったのです。しかし、その交流を楽しむまもなく、レンダー家には一大事が持ち上がってしまうのでした。レンダー家のおばあさんが亡くなり、その遺書が見つからないために家を奪われてしまったのです。実はそれは悪徳弁護士ポッターが、おばあさんの遺書が家に隠されていることをレンダー家に内緒にして考えた悪巧みだったのです。レンダー家は、長年住み慣れた家を出ていくしかないのでしょうか。そして、ボロワーズたちの運命は・・・

解説

タイタニックの陰に隠れて目立たなかったものの、公開時、全米の興行成績的上位に上がるほどの人気映画でした。 原作はイギリスの児童文学で有名なメアリー・ノートンです。彼女は女優でもありましたが、「The Magic Bed Knob(邦題:魔法のベッド)」で小説家としてデビューした後、次々と作品を発表しました。そのひとつであり、彼女の代表作とも言えるのが、このボロワーズ(原作邦題:床下のこびとたち)です。

ボロワーズはTVシリーズとして放映されました。TVシリーズは原作に忠実に再現されていましたが、映画では上映時間の関係からか、オリジナルの脚本となっています。それゆえ原作を知っている方には違和感のあるものかもしれません。しかし映画としてみるならば、十分な魅力を発揮した作品だといえるでしょう。

映画としての映像は非常に緻密で美しいものです。CGを駆使した合成は美しく、アリエッティが手にするろうそくの火の見事なことには目を見張りました。また、時代は不明。場所も不明。この不思議空間をつくり出しているのは、使われている道具。例えば街の中を走り回る車は、自動車マニアなら垂涎の第二時大戦後無数に生み出されたミニカーと呼ばれた車たち。こうしたセンスが幾重にも折り重なって、小人達がいても不思議のない世界を生み出しています。また個性派俳優たちの演技も光り、小人達を現実のものに感じさせてくれています。

子供から大人まで、楽しむことのできるお勧めの作品です。たまにTV放送されていますので、機会があればぜひ見ていただきたいと思います。

人間豆

ところで、ボロワーズは人間のことをビーンと呼びます。豆と呼ぶのは何故なのかと、辞書をひもとくと、ビーンには豆という意味の他にノッポの意味があると書かれています。"human beans"とはのっぽ人間といったところなんでしょうか。皮肉を感じます。

The Borrowers(ボロワーズ)

監督 Peter Hewitt
公開年 1998年
ASINコード 6305035105
価格 $19.95
出演 John Goodman,??Jim Broadbent
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