マイ リトル ダーリン


唯登詩樹 作品

公開日:1999.07.06
更新日:2004.09.17

あらすじ


小さくなった徹也を連れて美樹はとりあえず喫茶店に入った
徹也と美樹がデートしているとき、美樹に黒服の男が声をかけてきた。

ナンパだ。

どうやらこの男、徹也に気がつかなかったらしい。徹也は美樹に比べて背が低っかたのだ。徹也は自分が背が低いことを気にしていたので、なんだかむしゃくしゃしてこの男に食ってかかった。その直後、美樹の視界から徹也が消えたのだった。

徹也はなんと美樹の足もとにいた。手のひらサイズの大きさになっていた。

とりあえず喫茶店に入った二人。美樹に慰められているうちに徹也は元気を取り戻していった。やがて徹也は、自分が小さくなった状況を楽しみはじめ、徹也は美樹のスカートに潜り込んでいった・・・

解説

縮小される男性の話としてはめずらしく、背の低い男性が縮小されます。 大男が縮小されるギャップを楽しむ話は多いのですが、背の低い男性が縮小されるのは他に見当たりません。大抵男女カップルのうち男性が女性より低い場合には、女性が縮小化するのが普通ですが、この作品ではその逆になります。作者の唯登詩樹氏は、もともとSF畑の方なので、セオリー通りの筋書きでは満足できなかったのだろうと思われます。そうしたセオリーを外した分だけ、別の展開が過激になっている作品です。


徹也は美樹のスカートの中を探検
初出雑誌のランチBOXは、性的表現の多い雑誌でした。そうした雑誌に掲載されたこの作品には、性的な表現がふんだんに盛り込まれています。そしてその視点のほとんどが、縮小されてしまった徹也のものです。小山のような女性の肉体がアップで迫ってきます。徹也の視点で見た局部のアップはもちろんのこと、その内部にまで入っていきますが、そうしたシーンも徹也の視点で描かれています。

体のサイズの比率が大きくなるほど、コミュニケーションのシーンを描くのが困難になってきます。この作品においても徹也と美樹の顔を向き合わせた会話のシーンは、徹也の縮小後には同じコマにあるものは3コマと極端に少なくなります。二人の会話そのものが減っているわけでなく、ただ同じコマに収まらなくなっているのです。徹也にとって美樹の体は背景と同等に描かれるほどに巨大なので、例えば美樹スカートの中は徹也にとおてひとつの部屋のように描かれています。そうした二人の会話をひとつのコマに収めるのは困難であり、また掲載誌の性格から局部表現が多くなっています。

しかし独善的に突っ走らずに、全体の構成を押さえて描かれているところは、さすがSF畑の作者らしいところです。

ただいまハート混線中

発行 白夜書房
初版 1988年12月15日
ISBNコード ISBN4-89367-127-8
定価 980円
サイズ A5・平綴
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漫画ランチBOX《No.2》

発行 白夜書房
初版 昭和63年4月15日
雑誌コード 雑誌18664-4
定価 500円
サイズ B6・平綴
備考 ホットミルク4月号増刊

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