家の外に怪しい人影が。その影は人間のものではなかった。家の外に立つその影は宇宙人だった。
「とうとう来たわね!!」
家の中には、少女が3人いた。少女らは、この日が来ることを知っていたかのようだった。次の瞬間、家は大音響と共に、跡形もなく吹き飛んでしまった。
広い格納庫には美しい姿の飛行機が1機格納されていた。いや、それは飛行機ではなく宇宙船だった。
「とうとう宇宙人達も表立って動きだしたわね。」
宇宙船を見上げながら、長女の光保(みつほ)が言った。
「やつらよっぽど、この超光速ロケット、スターライナーが怖いのね。」
光保の後ろに同じように宇宙船を見上げながら立っていた次女の光破(みつは)が言った。そしてその横には三女の光香(みつか)がいた。
「そりゃそうよ父さんの形見だもん。」
光香は父を尊敬していた。それは長男の光四郎(みつしろう)それに次男の光五郎(みつごろう)も同じであった。
輝月(きづき)家はすでに両親はなく、姉弟が力を合わせて父の研究成果であるロケットを宇宙人の手から守っていたのだった。このロケットは光の約300倍のスピードで飛ぶことが出来る画期的なものだったが、始動することはなかった。始動させるためには姉弟の体に隠された秘密を解かなければならなかった。
家を失ったものの、秘密の格納庫を基地として、全国に秘密を解く鍵をもとめて放浪することを決意した姉弟達だった。しかし・・・
光破はスターライトのコックピットの上に仁王立ちになって叫んだ。無視して向かってくる巨星獣。光破は巨星獣に破壊されるくらいなら自分の手で破壊する決意をし、スターライトに向かってビームを発射した。
いきなり第4話で巨人になってしまった光破。自力でもとの大きさに戻れなくなってしまい、しばらく素っ裸の巨人でうろうろしてくれます。なかなか楽しい話でした。工事用養生シートをタオルケットにして一晩明かしますが、寝相の悪い光破が、巨大なおっぱいで宿舎を押しつぶしたりと、なかなかやってくれます。
この作品は、作者である佐原一光氏が同人誌にまとめています。これが唯一手に入る日本語の本だと思われます。日本語のと付け加えたのは、英語版があるからです。アメリカの Antarctic Press 社がアメコミとして出版したものがあるからです。ただ残念なことに、この出版社と作者とのやり取りの中で原稿の一部が紛失してしまったそうです。そのため再版の見込みがたたなくなってしまったのです。
ちなみに Antarctic Press 社が出版したアメコミのタイトルは「Silbuster」こちらの方が手に入れやすいかもしれません。