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原色の想像力 (創元SF短編賞アンソロジー) (創元SF文庫) 文庫 – 2010/12/18
- 本の長さ506ページ
- 言語日本語
- 出版社東京創元社
- 発売日2010/12/18
- ISBN-104488739016
- ISBN-13978-4488739010
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登録情報
- 出版社 : 東京創元社 (2010/12/18)
- 発売日 : 2010/12/18
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 506ページ
- ISBN-10 : 4488739016
- ISBN-13 : 978-4488739010
- Amazon 売れ筋ランキング: - 254,184位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

SF翻訳家、書評家、アンソロジスト。
1961年2月2日、高知県高知市生まれ。高知市立追手前小学校、土佐中・高等学校を経て、京都大学文学部文学研究科卒(英語アメリカ文学専攻)。
1986年、マリオン・ジマー・ブラッドリー『惑星救出計画』でSF翻訳者デビュー。訳書は、バリントン・J・ベイリー『時間衝突』『ロボットの魂』(以上、創元SF文庫)、P・K・ディック『ザップ・ガン』、コニー・ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』『航路』など約100冊。共訳書に劉慈欣『三体』三部作、『円』『球状閃電』『超新星紀元』、『カート・ヴォネガット全短篇』全4巻(以上、早川書房)など。
編訳書に、シオドア・スタージョン『不思議のひと触れ』『輝く断片』(河出文庫)、コニー・ウィリス『最後のウィネベーゴ』(河出書房新社)、『マーブル・アーチの風』、(早川書房)など。
スタージョン「ニュースの時間です」、テッド・チャン「商人と錬金術師の門」、劉慈欣「流浪地球」(共訳)の翻訳により、第36回、第40回、第54回星雲賞海外短編部門を受賞。ベイリー『時間衝突』、劉慈欣『三体』『三体Ⅱ 黒暗森林』で星雲賞海外長編部門受賞。
〈小説奇想天外〉の翻訳SF時評「海外SF問題相談室」を皮切りに、各紙誌にコラム・書評を連載。〈本の雑誌〉新刊SF時評は1990年から(二度の中断をはさみ)継続中。
2004年3月に豊崎由美との共著『文学賞メッタ斬り!』を刊行。
2008年からアンソロジストとしても活動。創元SF文庫『年刊日本SF傑作選』(日下三蔵と共編)とその後継の『ベストSF』(竹書房文庫)、『不思議の扉』(角川文庫)の各シリーズや、『ゼロ年代日本SFベスト集成』全2巻、『時間SF傑作選 ここがウィネトカなら、きみはジュディ』などのSFアンソロジーを編纂。責任編集の河出文庫『NOVA 書き下ろし日本SFコレクション』全10巻で、第34回日本SF大賞特別賞、第45回星雲賞自由部門受賞。
著書に『20世紀SF1000』、『新編 SF翻訳講座』、『50代からのアイドル入門』、『現代SF観光局』など。
1995年4月に開設したウェブサイト(http://www.asahi-net.or.jp/~KX3M-AB/)の日記は、その一部が、『狂乱西葛西日記20世紀remix SF&ミステリ業界ワルモノ交遊録』にまとめられている。
ツイッターのアカウント(@nzm)は、http://twitter.com/nzm/
日本推理作家協会、本格ミステリ作家クラブ、日本SF作家クラブ会員。「ゲンロン 大森望 SF創作講座」主任講師。
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2010年12月28日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫Amazonで購入総評して、地味。
いまだ前時代的なSFをやってる気がする。
1930年代から進化しないのかと疑問をもつ。
おいらは、この流れに抵抗しようと、
荒唐無稽なビッグバンとか起こるSFを応募してるのだけど。
「うどん、キツネつきの」いちばん安心して読めるSF。ひとまず、納得。
「猫のチュトラリー」ロボットものに斬新さを求める。おれは思いつかないから、ロボットは書かない。
「時計じかけの天使」いじめ問題に対しては疑問。二人同時にいじめられることはある。
だが、アイデンティティものとしては面白かったかも。
「人魚の海」これでありなのかよ。もっと荒唐無稽なのも頼む。平凡だが、耽美。
「かな式 まちかど」傑作。言語遊戯の幻想文学。
「ママはユビキタス」だから、ロボと宇宙開発の試行錯誤が1930年代と同じ。
「土の塵」すごく平凡な幻想文学だと思った。なぜ受賞?
「盤上の夜」すごく平凡なサイボーグSFだと思った。なぜ受賞?
「さえずる宇宙」すごく下手で物語として破綻している。なぜ受賞?
「ぼくの手の中でしずかに」高度な理系知識があるのはわかるが、オチてない。
- 2011年9月4日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫第1回創元SF短編賞の最終候補作と受賞作家による書き下ろし短編が収録されたアンソロジー。確かに、どれも力作で、現在の日本SFの新しい才能の豊かさを感じた。
もちろん、全く無名の人ばかりだが、一応収録作品を挙げておく。
「うどん キツネつきの」 高山羽根子 ※佳作受賞
「猫のチュトラリー」 端江田仗
「時計じかけの天使」 永山驢馬
「人魚の海」 笛地静恵
「かな式 まちかど」 おおむら しんいち
「ママはユビキタス」 亘星恵風
「土の塵」 山下 敬 ※日下三蔵賞
「盤上の夜」 宮内悠介 ※山田正紀賞
「さえずりの宇宙」 坂永雄一 ※大森望賞
「ぼくの手のなかでしずかに」 松崎有理 ※ 短編賞受賞作家 受賞後第一作
受賞作をはじめ、どれも面白かったのだが、どこか物足りなさを感じるのも事実。こなれた作品も多いんだけど、衝撃を感じるものは残念ながらなかった。SF小説もやはり「SF」である前に「小説」であって欲しい。そういう意味では、受賞作家である松崎有理の作品が最も小説としては良かったように思う。
この中から次代の日本SFを背負って立つ人が出てくることを期待するとともに、この賞が長く続くことを願う。