ドラえもん
原作:藤子不二雄
公開日:1999.07.24
更新日:2004.09.17
■あらすじ
のび太の家にピリカ星からやってきた小さな宇宙人パピが訪れた。彼は敵から逃れて地球まで来たのだった。のび太、ドラえもんそれにしずかの3人は、敵からパピを守ることを決意したのだった。
やがて、パピを追って敵がやって来た。敵は探索用ロボットを使い、パピが隠れていそうな場所を見張るのだった。
パピを守る計画にジャイアンとスネ夫が加わり、敵に先制攻撃をすることになった。ドラえもんの力を借りてスネ夫のラジコン戦車を空も飛べる万能兵器に改造し、スモールライトで小さくなって乗り込んだ。目的は敵の宇宙人をやっつけることだ。敵がいると思われる場所にいったが、そこには敵の姿はなかった。
そのころ、しずかはドラえもんが四次元に作った秘密基地にひとりでいた。スモールライトで小さくなったしずかは、夢にまで見た牛乳風呂に入っていた。そこに敵の宇宙人達がやってきた。しずかは宇宙人に捕らわれ、スモールライトは宇宙人に持っていかれてしまった。
秘密基地に帰ったドラえもん達が見たのは、壁に書かれたピリカ文字だった。そこには、しずかを連れ去ったことが書かれていた。密かにひとりでしずかを取り返しに行くことを決意したパピ。パピの代りにしずかは帰ってきた。
スモールライトを取り返すため、そしてパピを助けるためにドラえもん、のび太、しずか、ジャイアンそれにスネ夫は、ピリカ星に行くことに。パピの乗ってきた宇宙船にラジコン戦車を載せて出かけた。
ピリカ星でレジスタンス活動グループと合流、しずかとスネ夫をレジスタンスの基地に残して出かけたドラえもん、のび太それにジャイアンは、敵の将軍に捕まってしまった。残されたしずか、スネ夫は助けに行くが、途中海に墜落してしまう。このままでは、助からないと思ったしずかの体がみるみる大きくなっていった。
突然、海から現れた巨人に騒然となるピリカ星の街。そんなことよりも、ドラえもん達が気になるしずかだった…
■解説
進んだ科学力を持ったピリカ星。しかし、ドラえもんのポケットの中身の方が一枚上手です。 今、進んだ科学よりも、未来の科学の方が水準が高いのは興味深い所です。
藤子不二雄氏の作品では、大きくなったり小さくなったりする話は普通の流れで出てくるので、ドラえもんにこういう話があっても不思議ではありません。この作品は連載シリーズとは別の番外として書かれた長編ですが、連載シリーズの短編中でも、小人の星へ遊びにいく話はあります。
■分類について
この作品に巨人は登場しませんが、作品分類上で巨人の物語に分類しました。
小人の国に行ったのび太たちは、相対的にみて巨人だったので、分類上で巨人の物語としたのです。絶対的関係という要素よりも、むしろ相対的関係の方がしっくり来ると判断したからです。
■映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争
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