単行本「私の彼は意味がない」より
蛭子能収 作品
公開日:2000.02.04
更新日:2004.09.17
■あらすじ
男は見知らぬ異世界の砂漠を歩いていた。暑いところだった。
一本道を歩き続けていると、対向から来たアイスキャンディ屋に出会った。
「おばさん、一本ちょうだい」
男がキャンディ屋の女に頼むと、1本1万円だという。50円くらいかと思った男は、断わろうとしたが、なんでも若い娘を固めて作った、特別なアイスキャンディだという。しかも、特殊浴場へ行くよりも、ずっと気持ちがいいらしい。
女が取り出したキャンディを見て男は驚愕した。まさに娘が十数人ほど固まっているキャンディだった。娘ひとりの大きさは小指にも満たないだろう。それが見事にキャンディの型に固められていた。それを見た男は、試しに買ってみることにした。
キャンディを口に頬ばるとキャンディは口の中で溶け、自由になった小さな娘達が口の中で蠢き始めたのが男には判った。そして娘たちは男の体の中の隅々に亘り、内部から愛撫し始めるのだった。
■解説
この作品は、このままでは再販できない。いたるところに、問題となる単語が書かれている。性的な単語ではないが、このままでは、再販できない。そのため、あらすじでも、その下りは原作とは別の単語を使わせていただいた。内容は十分伝わったと思うが、作者の意図がもしその単語にあるなら、作者の意図をそのまま伝えていないことになる。
しかし、とんでもないアイディアだ。こびとの少女を集めてキャンディにするとは。一寸法師ネタだと言ってしまえばそれまでかもしれないが、蛭子氏の画風とあいまって、なんともコメントのしようがない作品に仕上がっている。
■私の彼は意味がない
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