マジカル・エアポート '96
上藤政樹 作品
公開日:2000.02.06
更新日:2004.09.17
■あらすじ
病魔。それは人間に取り憑いて病気を引き起こす妖怪のことだ。これに対抗するため、医学の神様が人間界に遣わしたのがマジカルナースでした。マジカルナースは心の純粋な少女たちの中から選ばれました。しかし病魔の執拗な攻撃のため、多くのマジカルナースが脱落してしまったのです。しかし過酷な戦いにもめげず三ノ宮舞菜は神から遣わされたトトと供に、父の経営する病院を儲けさせるためにがんばるのでした。(第1巻より)
マジカルナース2号を特訓し、2号がひとりで役目を果たすことができるようにしたマジカルナース1号舞菜は、格安ツアーでヨーロッパに遊びに行くことにした。ところが、舞菜たちの乗る飛行機がハイジャックされてしまったのだ。
一計を案じた舞菜は、トイレに行きマジカルナースに変身、ハイジャッカーを倒すことに成功した。しかし、そのころコクピットでは機長達が病魔に取り憑かれていた。取り憑かれた機長達は、海に目掛けて飛行機を降下させ始めた。
この病魔を倒すことにも成功した舞菜だったが、飛行機を操縦できるものはいなくなってしまった。このままでは、飛行機の墜落は免れそうもない。その時、トトは舞菜に薬を注射した。
急降下を続ける飛行機に、乗客全員が死を覚悟していた。しかし、飛行機は海面に激突することはなかった。恐れから目をつぶっていた乗客が、その目を開いたとき、飛行機の窓の外に黒い草地が広がっていた・・・
■解説
巨大化した舞菜がどうやって飛行機の外に出たのかとか、マッハに近い速度で飛ぶ飛行機を突然止めたらどうなるかなど、突っ込みどころは沢山あります。ギャグマンガは、楽しく笑えればいいんです。
マジカルと作品名についていますが、ほとんど魔法らしい魔法がでてきません。ネタばれになりますが、巨大化もマジックではなくマジカルな薬を注射されての結果です。
主人公達はあまり強くなく、始終適の病魔に成人指定ならではの、されることを毎回されてしまいます。そのようなエピソードが並ぶ中で、このエピソードでは珍しくマジカルナースらがてきぱきと悪者をやっつけています。自ら率先して色仕掛けを使ったとはいえ、相手主導で最初から最後までやられなかったのは、このエピソードぐらいです。
■上藤政樹氏の他の作品
G-ZONEでは、上藤氏の作品として他に下記の作品を紹介しています。
■マジカル・ナース 《第2巻》
[img]■魔法の看護婦 マジカルナース 上巻
[img]■魔法の看護師マジカル・ナース 2
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