祝福王

第6巻道程60 さらなる創造

たかもちげん作品

あらすじ

正平は巨大化したパーロゥの中に落ちていった

正平は、幼いころから厳しくしつけられていた。気の弱い正平。

だがあるとき自分に不思議な力があることに気づく。そんなある日、正平の祖母が訪ねてきた。目的は正平をブータンに連れていくことだった。そしてブータンで正平に見せたものは桑折の盆地と同じ風景だった。そして祖母は正平に、静かに桑折家の秘密を話し始めた。

正平はその後少しづつ創造主へと近づいていった。

そして創造主トゥーパと対決するときがきた。トゥーパ、その名前を呼んだのは正平が初めてだった。トゥーパ自身も自分の名前を知らなかった。ところが今度はトゥーパが、正平、それは本当の名ではないと言う。しかし真実の名前をトゥーパも知らない。正平も知らなかった。

正平はさらに言う。トゥーパ、おまえだけでこの世界を創造したのではないと。パーロゥとトゥーパ、それは2人で一つだった。トゥーパが男神であるのたいし、パーロゥは女神だった。今度は正平はパーロゥと対決するのだった。

パーロゥは正平の目的が自分の体であると思っていた。そして正平を挑発。怒りとともに正平の男根が怒張した。するとそれをあざ笑いながら、パーロゥはみるみる巨大化して正平を股間に放り込んだ。しかし、正平も巨大化したのだ。パーロゥがさらに巨大化すると正平もさらに巨大化する。二人の体は地球よりも大きく、さらに地球を壊しながら、そして銀河系サイズにまでなった。

解説

正直にいえば、何度読み返しても理解できないところが残ります。

素直な感想としては面白いのですが、あらすじなど書いたり、まだ読んでいない方のために解説するのは不可能なのではないかと、半ばあきらめた状態でこの解説を書いています。特にこの神様と対峙するあたりは、情感的で絵で書き表されたところが大きく読み手に作用するところなので解説は不可能ではないにしろあまり意味がなさないのではと思います。

そういった所から考えるに、この話を読んで面白いと感じる方と全く面白くないと感じる方の2通りの方しかいないのではないか。つまり、両極の感じ方しかないのではということです。

Published : 1999.07.08
Update : 2004.09.17

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