こどものおもちゃ

父羽山は、息子秋人にプレゼントを作っていた。父羽山は、日曜マッド・サイエンティスト。彼の作っていたプレゼントとは、メカ小春、つまりメカ母さんだ。

メカ小春には、巨大化回路、格闘回路などなどがついていたが、肝心な母性回路がついていなかった。やがて巨大化したメカ小春は、放置自転車を巨大ほうきで掃き、違法駐車の車を踏みつぶし、東京タワーに向かっていった。

マジカル・エンジェルの撮影に入っていた倉田紗南だったが、東京の危機に撮影をほっぽりだして、東京タワーを守るべくメカ小春に対抗しようとしていた。

「エンジェルどでかア〜ップ」

巨大化した紗南は、手段を選ばず東京タワーだけを守るために戦うのだった。

番外編です。

主人公の倉田紗南は小学６年生ですが、すでにテレビで活躍しているタレントです。タレントが主人公なので、セットか何かで撮影の為に戦うのかと思いきや、番外編ということで何でもアリの話にしてしまいました。こういった番外編で巨大化する話はハイスクール寄面組のような連載まんがではネタがない時などに使われるネタなんですが、年末ということで番外編で遊びましょうといった所でしょうか。

当時のテレビ地上波放送は、東京タワーからの送信でした。東京タワーを破壊から守るのは、正義の味方としてはもちろんのこと、タレントとしては死守したい重要な施設だと言えるでしょう。