二軍昆虫記

単行本「二軍昆虫記」より

森徒利 作品

あらすじ

塞人が家に帰ると、ゴリブリ捕獲用のポイポイが騒がしかった。

いったい何匹入っているのだろうか。塞人がポイポイを覗き込んで見ると、そこには小さな人間?が3人捕まっていた。驚きのあまりセクトはパニックに・・・やがて、落ち着きを取り戻したセクトに彼女達は話始めた。

彼女達は昆虫の二軍で、人間の格好をしているが、やがて成虫の形になるのだそうだ。今一つ信じきれない塞人だったが、カブリ(ゴキブリ)、ナミ(アゲハチョウ)そして大金星(ゲンゴロウ)と不思議な生活を始めることになった。

解説

小さい彼女達と人間のツーショットは、彼女達が点の様に描かれています。改めてこの手のまんがの表現手法の難しさを感じさせてくれる作品です。

見た目は可愛い女の子ですが、本質的には昆虫なので、感覚的なギャップがそのままギャグとして演出されてます。サイズ差的な感覚の違いはもちろんのことですが、美的感覚の違いの隔たりや生活感覚など細部にまで描写され、ギャグに転化されてます。

あろしろし氏の「恋はちょもらんま」が、この作品に良く似ています。比較して読むのも面白いかと思います。

Published : 2000.02.03
Update : 2004.09.17

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