ある日、白瀬もるもはマッドサイエンティストの元暗塔大に、1/10のこびとになる薬を注射されてしまう。それは、もるもの両親に対する元暗塔大の復讐に他ならなかった。
しかしこの薬では、元暗の復讐心を満たすことはできなかった。それは、もるもの体の大きさに関係していた。実は、もるもは身長16mの巨大女子高生だったのだ。そのため薬によって、もるもは普通の体を手にすることができたのだ。元暗の作った薬は、もるもにとって喜ぶべき薬だったのだ。元暗は、がっかりするが…
ある日、白瀬もるもはマッドサイエンティストの元暗塔大に、1/10のこびとになる薬を注射されてしまう。それは、もるもの両親に対する元暗塔大の復讐に他ならなかった。
しかしこの薬では、元暗の復讐心を満たすことはできなかった。それは、もるもの体の大きさに関係していた。実は、もるもは身長16mの巨大女子高生だったのだ。そのため薬によって、もるもは普通の体を手にすることができたのだ。元暗の作った薬は、もるもにとって喜ぶべき薬だったのだ。元暗は、がっかりするが…
幼少のもるもは巨大ではなかった。徐々に大きくなって、高校生になるころに身長16mに。実晴の気持ちには気づかずに、友達のキューピット役を引き受けたりする。
もるもの幼なじみ。毎朝、もるもの肩に乗って登校する。そんな彼は、巨大な女の子に恋している高校生。
高校時代に、もるものお母さんに恋していたが、なびかなかったので復讐することを誓ったマッドサイエンティスト。
あろひろし氏の作品には、緻密な世界観を語る目的で何らかの解説がつきものとなっています。当然、巨大女子高生や縮小化についても解説が入っていました。その解説で納得できるかは、人それぞれといったところでしょう。
理屈はさておき、全編巨大娘が登場する作品はめずらしいと言えます。漫画作品として巨大少女ものの金字塔を打ち立てた作品と言っても過言ではありません。なんといってもユニークなのは、巨大な女の子が、一般社会で普通に暮らそうとしているところにあります。巨大女子高生が授業を受ける姿を見ていると、雨の日はどうやって授業を受けているのかとか、トイレは専用のがあるかと、色々と詮索したくなることがあります。
下世話な話ですが、生理現象の問題は巨人が小人の街で暮らすときの問題として、歴史的に取り上げられる傾向にあります。しかし少年誌での連載ということもあり、この作品で生理現象と呼べるものは食事だけで、下の方は省かれています。食事にしても、丸太のような箸を使うほどの大きな食材については触れていません。編集部の担当者に却下されたのか、作者の解説がないのが残念です。
巨人が一般社会で生活する場合、様々な経済的な問題が発生すると考えられます。この作品では巨大セーラー服を広告塔のように使い、レーシングカーよろしくスポンサーから広告料を取るというアイディアで逃れています。しかし、10倍の大きさだと生活費は、単純に食費だけでも1000倍になるということで、よほど大手の会社が巨額の広告料を払わないかぎり無理でしょう。作品では近所の商店の広告しか見当たり""せんが、そのような広告主では、ちょっとやり繰りできる金額ではないと思いますがいかがなものでしょう。政府の補助でもないと、もるもに十分な食事をさせられませんね。
なおこの作品はテレビドラマ宇宙少女モルモ10分の1として制作され、原作者のあろひろし氏が特別出演しています。
Published : 2000.02.06
Update : 2006.08.10
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