東京練馬区に未確認物体が落下。事件はここから始まった。落下した場所には人の形をした穴が2つ。まるでまんがのように、その穴はあいていた。
ところかわって五十嵐家。アセンブラはTVのニュースでこれを見ていた。
「コンパイラ・・・」不安そうにアセンブラ問い掛けた。
「やーな予感がするよ。」コンパイラはTVから目を放さずに応えた。
「燃えないゴミを出してきてほしいんだけど。」淑が2人に向かって言った。そうアセンブラとコンパイラは居候なのだ。
もちろん家事などコンパイラが手伝うわけもなく、アセンブラが一人で運び出そうと扉を開けたとき、扉の上から水が・・・そして、アセンブラは動けなくなってしまった。アセンブラやコンパイラら電脳空間の住人達は水に弱いのだ。アセンブラに駆け寄るコンパイラが目にしたものは、2人の男だった。
「久しぶりだなコンパイラ!おまえを倒すために戻ってきたぜ!」
彼らは新しい体と力を手に入れて戻ってきた。バイアスHG、ディレクトリEXとなって。そして2人の新しいパワーによってコンパイラは、電脳宇宙の暗黒太陽に飛ばされてしまった。
MENU.17:REVENGEより
バイアスHGとディレクトリEXは、巨大化した。そして家やビルを手当たり次第に踏みつぶし始めた。当然、自衛隊の出動となったが、そんな攻撃にはびくともしない2人だった。練馬区は火の海になってしまった。
そこにTVブラウン管を媒体にして何かが飛び出てきた。それは人型で、そして巨大化しながら2人の大巨人の前に立ちふさがった。それは巨大化したコンパイラだった。
そして3人の熾烈な戦いの火ぶたは切って落とされた。