T美竜様より最良質の「男」として認められた私は、「騎乗院」総本部玉座堂へ入る為の拝礼儀式「三味の洗礼」を受けることになりました。ここからが本当の修業の始まりだったのです。
三味の洗礼とは、聖水の股門、帶下の股門、経血の股門をくぐることでした。
股門。それは、女性の股のことです。身の丈が6mはあろうかという女性達が3人仁王立ちで立っているその股のがまさしく門のようになっていることから、そのように呼ばれているのです。そして股の間をくぐるとき彼女達は、股下をくぐるものに聖水、愛液、経血を浴びせるのです。
三味の洗礼をくぐり抜けたものだけが、玉座堂に入れるのです。そしてそこに男の自由というものは全くありません。身も心も全ては女性のためにあるのです。厳しい修業ではありましたが、それは男にとってこの上ない無上の快楽でもありました。
無上の感情。それは言葉で説明することは出来ません。数ヶ月の修業の中で、ある日突然目覚めるのです。
修業。それは傍から見れば拷問のように見えるに違いありません。女性に踏みつぶされたり、尻の下に敷かれたり、呼吸法を覚えるために、女性の肛門に顔をうずめ、空気の代りに「おなら」だけが吸えるという苦行を行うのです。
しかし、それはこれから先、行う修業の始まりでしかありませんでした・・・