「きょうは学校を休みなさい。」
いっこがいつものように学校に行こうとすると、いっこの両親が止めた。かたくになに、学校へ行かせようとはしない両親を振りきって、いっこは一目散に学校へ向かった。
今日はいっこのボーイフレンドであるもーくんの誕生日なのだ。学校の校門が見えてきた。その学校の校門でもーくんは、いっこを待っていてくれたのだ。
「おはよーっもーくん!」
走る足も軽やかに、いっこは駆け寄る。
たたただだだだ
どどどどどど
校門によりかかるもーくんをまたぎ越してしまったいっこ。突然、いっこの体が巨大化したのだ。もーくんは驚いたが、もっと驚いていたのはいっこだった。いっこは何が起きたのか理解できないでした。
「城西方面に巨人獣が出現」
自衛隊が直ちにいっこを攻撃し始めた。もーくんは、いっこをかばうために駆け寄っていった・・・