国際防衛機関I.L.M日本支部特装戦士渡辺宙子(ミチコ)は、今まさに絶体絶命の危機におちっていた。クライムギルド日本支局戦闘隊長パンサー秋月に追い込まれ、武器も無く退路を失ってしまっていたのだった。必死に活路を見出そうとミチコは考えたが、その次の瞬間パンサー秋月の放ったビームが体を貫いた。
I.L.M日本支部特装戦士渡辺宙子、殉職。享年17才
…あまりにも早すぎた…
「ミチコ君…ミチコ君…」
ミチコは呼び声に目を覚ました…目を覚ましたミチコが見たものは、ミニチュアセットのようなクレーンや車であった。
「え!えー!」
ミチコの周りにあるミニチュアセットのようなものは、まぎれもない本物。つまりミチコが巨大になったのだ。ミチコは、巨人に改造されていたのだった。
「今回は、やむを得ない処置でした。」
突如、どアップで登場したのは、I.L.M日本支部生命学研究所所長・天本英代だった。そう、確かにミチコは死んだのだった。そしてミチコを助けるという名目の下で、天本の手によりキョジンダーとして改造され、キョジンダーAとして蘇ったのだった。
ミチコが変わり果てた自分の体について悩んでいるとき、キョジンダーAとして復活したミチコを倒すためパンサー秋月が現れたのだった。今度こそミチコに死の引導を渡すために・・・