さて、あらすじが原作のイメージを伝えることができたかどうか、とても不安です。もりいくすお氏の作品は、映像なくしては意味がないので、ぜひ作品を手に取ってご自分で読んで頂きたい。他に類を見ない逸品です。
これは何かと政治界に物議をよんだ、あのプレイボーイ誌の当該号です。この号のインタビュー記事で、政務次官西村真吾氏が辞任する羽目になった問題の雑誌です。さぞかし売れたことと思いますが、雑誌の重版というのは聞いたことが無いので、早めに手に取っていただかないと売り切れてしまうかもしれません。
作品ですが、あちゃら誌で掲載されたフェチャライトゾーンの流れにある作品で、このプレイボーイの企画に合っているかは疑問が残ります。企画ではコスプレになっていますが、これはコスプレというより煩悩のひとつを切り出してきて、映像化したような作品です。この企画の3作品中で、もっともぶっ飛んだインパクトのある作品なことは間違いないのですが、読者層を考えるとほとんどの読者には理解できないのではないかと。しかし、こういった作品に脳を刺激され、新境地に足を踏み入れる人がいることも間違いないでしょう。
ちなみに、パラフィリア(paraphilia)とは性的倒錯、フェティシズムは性的嗜好。通常の社会活動に障害がでるほどの疾患をフェティシズムと区別してパラフィリアと呼びます。