私の通っていた学校は、ちょっと変わっていたのか、保健体育の時間に男女一緒に性教育を受けました。ですから、このストーリーにあるような男女別の性教育というのが最初は良く分からなかったのです。どうやら一般的に性教育は、男女別で行うのが普通のようだと知ったのは高校に入ってからでした。
さて、こうした前振りが何故あるのかと申しますと、作品のタイトルと深く関わるわけです。ここまで書くと、察しの良い方は「はは〜ん」と思うことでしょう。まさにそのはは〜んなことを、この巨人たちはしてしまうのです。こうなると、性教育もあったもんじゃないです。先生もどうしてよいやら悩んでしまいます。
巨人というのは、どうしても体が大きいために隠密行動はとりにくくなります。プライベートなど望むべくもないでしょう。ですから、夜の寝室での行為どころか、バスルームのプライベート空間も無いわけで、こうしたところを突いた話は数知れません。例えば有名なガリバー旅行記も、プライベート空間を奪われた小人国のガリバーの生活が面白おかしく描かれていますが、実は原作にはこうした下ネタが数多く盛り込まれています。
この作品はアニメ作品の絶対無敵ライジンオーのアンソロジー本に収められた作品で、ライジンオーを知らないと作品の面白みは半減するどころか、理解不能な部分もあるかもしれません。それだけ、徹底したパロディぶりとも評価することができる作品です。
ところで本家ライジンオーには女の子が巨大化する話があります。絶対無敵ライジンオーを紹介してますので、併せてご覧頂ければと思います。