内山亜紀氏といえば、ローティーン少女専門にエロ漫画を追及してきた作家です。追及する姿勢を崩さずに、これまで数多くの作品を発表してきた内山氏のポリシーには頭が下がります。この作品もその例に漏れず、可愛い少女中心のエロ漫画です。どんなに巨大な少女であっても、可愛らしい少女であるということが内山氏らしいところです。
話の中心が少女のいたぶりにありますので、少女がどういった理屈で巨大化するのかということには全く触れません。巨大化の意図もいじめっ子に対抗する力としては過大すぎる気もしますし、作品中で必然性を説明することもしません。ただ単純に、可愛い少女が家の屋根を突き抜けて巨大化するのです。細かいことは気にしないで、少女中心に話が進むというのは、実に内山氏らしいストーリー展開といえます。
内山氏の作品には、少女のいたぶられ方にこだわりを感じます。例え超能力を持った少女であっても、必ず作品中でいたぶられてしまいます。この作品でも主人公の少女は巨大化できる力を持って復習をしようとするのだけれど・・・といった展開になります。この作品に限らず内山氏の他の作品中の巨大少女たちも、やはり必ずいたぶられています。玩ばれたちいたぶられたりする恥じらいある少女・・・メジャーデビュー以前の作品から始まった、内山氏の追求は今もなお終わっていないようです。