「怪獣だ!あれはブラックゴジラキング48世だ!」
街に突如として現れた怪獣。
「いくってくるぜっ」
怪獣の出現を見て、一人の若者が家を後にした。
「気をつけるんだぞ。」
父親の声を背に受けたこの若者、彼こそ、地球の平和を守るスパークマンだ。若者は変身し巨大になった。
父は思った。
先祖代々地球の平和を守るのが、我が家の負った運命であり役目だ。しかし、私の時代は平和だったといえばそれまでだが、私は戦わずサラリーマンとしての道を選んでしまった。ひろしには、私の分まで戦ってもらいたい。
「ひろしにいさん、がんばって!!」
兄であるひろしに向かって叫んだのは妹のリョーコだった。しかしリョーコの応援もむなしく、油断したひろしは、怪獣の攻撃に倒れてしまった。そしてそのまま・・・
リョーコは信じられなかった。目の前で兄を失うなんて、信じたくなかった。リョーコの頭の中が真っ白になったその時、リョーコの体が巨大化した。
立て続けに信じられないことが起きあぜんとするリョーコ。しかしその背後には怪獣が忍び寄り・・・???・・・リョーコの肩を軽くたたいた。
そう、リョーコの戦いは今始まったばかりだった。