志村けん氏は、今は解散してしまった伝説的コント集団ドリフターズのメンバーでしたが、ドリフターズ在籍中からバカ殿様を演じ、ドリフターズ解散後もこのコントは演じ続けられています。志村氏のコントは時代とともに変化していますが、バカ殿様はもちろんのこと、すべてのコントの基盤は一貫して志村色を帯びています。
映像技術は時代とともに高りました。志村けん氏はこうした技術をつかった新しいコントにもチャレンジしています。今回紹介させていただいた作品は、そうした志村氏の芸風を表した作品のひとつです。最近は俳優としても活躍していますが、コントでの志村色の一貫性を貫く姿勢は素晴らしいところです。
ドリフターズのコントは、何をするにしても徹底した過激さがありました。中途半端なものは無いといっても良いでしょう。その流れは志村氏の中に受け継がれています。その為に、教育上よろしくないと評価されることが多々ありました。
漫画もそうですが、子供が目にするメディアに対する子を持つ親の不信感は常に存在します。過激なコントなどは、そうした親に常に攻撃されています。そしてメディアから送られる情報量は日々増えています。そのほとんどは、そのまま子供が受け取ることのできる環境にあるでしょう。情報の流れは親にはコントロールできないのです。情報を子供と共有して、親が安心して子供を育てられる環境こそ、今一番求められているのかもしれません。そうした環境があれば、いかに過激なコントであっても子供と一緒に笑って見る事ができるのではないでしょうか。厚生労働相、よろしくお願いしますよ。
しかし、鼻の中にウン○とは・・・