アメリカのフィルムセンターで働くジョンは、インドに伝わる奇跡や民話等の伝承について調べるためにインドへとやってきた。南インドにあるモンクシャマン寺院にいる高位の僧侶、スワミジに会うのが目的だ。現地にはジョンの知人が住んでおり、彼はその家に泊めさせてもらうことにした。
スワミジは気さくな人柄で、快くジョンを受け入れてくれた。スワミジは魔力についてジョンに説明をするため、自ら魔力を使ってみせるが、頭から魔力や奇跡を信じていないジョンは、スワミジの呪文が終わるのをいつも待ちきれず席を立ち、結局ジョンはスワミジの力を見ることは無かった。
一方、平和な街とそう遠くない洞窟では、邪悪な力を持った男バイラヴが、スワミジの寺院の守護神である女神像の鼻輪を手に入れようと目論んでいた。この鼻輪には不思議な力が宿っており、手に入れた者に絶大な魔力をもたらすと信じられていた。そしてそれは真実だった。
そんな陰謀がジョンの周囲に起きているとはつゆ知らず、ジョンの心は知人の娘バニに惹かれていた。やがてジョンとバニは相思相愛の仲となっていく。
邪悪なバイラヴは直接寺院に入れないので、手下を使って鼻輪を手に入れるために画策していた。スワミジがこれに対抗したが、鼻輪は手下によって盗まれてしまった。しかしスワミジの魔力による抵抗のため、鼻輪は森の木のウロの中に隠され、まだバイラヴの手には落ちていなかった。
ところが警察の介入があり、この鼻輪盗難事件の容疑者として、ジョンが指名手配されてしまう。スワミジに無実を訴えるジョン。ジョンを信じるスワミジ。スワミジはジョンを匿うことはできないと言うが、ジョンが隠れやすいようにするためにスワミジはジョンに魔力を使って小さな体に縮めたのだ。手のひらサイズに小さくなったジョンは、機知に富んだ冒険の末にバニの部屋にたどり着くことができたのだったが・・・