いつものように鮮やかな手口で目的の物を盗み出したルパン三世。そこにはいつもの顔が。銭形警部だ。いつもの追いかけっこが始まった。
執拗に追いかける銭形警部。結局いつもの追撃は、ルパンの勝ちだった。そんなルパンと銭形のやり取りを街角に止めたリムジンの後部座席から密かに見張る影があった。
銭形警部を上手く出し抜いたルパンは、車に乗ってのんびりと逃げ道をドライブしていた。だが一本道の逃げ道が何か巨大なものでふさがれていたのだ。
「いつの間にこんなところに山できちゃったの?」
いぶかしるルパン。回り道をすることに決めたルパンを呼び止める声がした。不二子の声だ。
たった今、背にした道を塞いでるもののほうから聞こえる。改めて道をふさぐ山を見て驚愕を覚えるルパン。よく見れば、目の前で道を塞いでいるの山のようなものの正体は峰不二子。道を塞ぐほどに巨大な不二子がそこに寝そべっていたのだ。
何が起きたのか判らないまま逃げようと右往左往するルパン。しかし巨大な不二子の手は、ルパンを容易く捕まえると立ち上がり、シャツの胸元を広げ、そこにルパンを放り込んでしまった。不二子の胸元で無駄に動き回るルパンだったが、やがておとなしく観念したのだった・・・