激しい戦闘は宇宙船のメインエンジンにダメージを与えた。通信機もコールドスリープも使える状態ではなかった。
「こんな辺境で敵襲もないだろって油断したなあ…」
目の前には青く美しい惑星があった。それは故郷の星に似て美しかった。そこで私は救助を待つ間、その星に降りてみることにした。救助は救助マーカーを衛星軌道に乗せておけば、良いだけだったし…
ハードランディング(硬着陸)のために気を失った私が気がついたとき、大きな建物の一室にいた。やがて大きな音と共に、この星の原住民がやってきた。その姿は私たちにそっくりだったが、巨大だった。
…巨大生物の星…フィアちゃんピンチィ!!(第1話より)