江ノ本奈苗は、エッチなことを考えると大きくなってしまう体質に悩む高校生。今日も上級生にいたずらされて、巨大化していた。そんな奈苗に密かに恋する同級生、海野だった。
巨大化するたびに、着る服が破けてしまう奈苗。そんな奈苗は、自分の体にコンプレックスを感じて悩み、海野に相談する。奈苗に相談されたいきおいから、海野は告白する。が、エッチなことを考えてしまった奈苗は、巨大化してしまい...
江ノ本奈苗は、エッチなことを考えると大きくなってしまう体質に悩む高校生。今日も上級生にいたずらされて、巨大化していた。そんな奈苗に密かに恋する同級生、海野だった。
巨大化するたびに、着る服が破けてしまう奈苗。そんな奈苗は、自分の体にコンプレックスを感じて悩み、海野に相談する。奈苗に相談されたいきおいから、海野は告白する。が、エッチなことを考えてしまった奈苗は、巨大化してしまい...
エッチなことを考えたら血が溜まって巨大化するというカラクリには、設定としてはかなり無理があります。体の一部が巨大化するのとは違って、全体をまかなう血液が一体どこから集まってくるのか、考えるまでもなく無理だと言えます。それに巨大化した奈苗が隠れるために近くのラブホテルの部屋に入りますが、ホテルの入り口さえ通過できないような巨体がどうして部屋に入れたのか、これも考えるまでもなく無理があるのは明白です。そんな突っ込みも跳ね返す、きゃらめる堂氏らしい可愛らしいキャラクタと奇抜なエロスの詰まった作品です。
やむなくホテルに入った二人ですが、奈苗に告白した海野の奮闘ぶりが滑稽でいて、切なくもいじらしく色んな意味で応援したくなります。奈苗の巨大なオッパイを揉んだり吸ったり、巨大な股の間にもぐりこんだりと苦労しているのがが面白く描かれています。海野が奈苗の巨体が持つ圧倒的な力に、死さえも感じながら、それでも元に戻ってもらいたいという一心から奈苗に尽くします。普通を望んでいる二人ですが、こんなハプニングに始終見舞われたなら、そのうち普通ではない何か別の事を求めるのではないかと思います。
最近ではこうした巨大女性と男性との絡むシーンのある漫画作品を見かけるようになりましたので、今ではこの作品を見ても特別に奇抜な感じはしませんが、その作品の発表当時は十分奇抜だったと言えます。それでも、きゃらめる堂氏はこうしたシチュエーションをこの作品で初めて描いた訳ではなく、氏の過去の作品にはすでに似たようなものがありました。いずれ紹介したいと思います。
きゃらめる堂氏の作品でライブラリにて、現在紹介している作品には下記のものがあります。併せて参考にしてください。
記事公開日:2000.02.06
記事更新日:2004.09.17
著者 | きゃらめる堂 |
発行 | フランス書院 |
初版 | 1993/12/31 |
ISBNコード | ISBN4-8296-7269-2 |
価格 | 本体437円税別 |
サイズ | 文庫・平綴 |
入手情報 | Amazonで商品チェック DMMで入手 |
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