昔はこんな時代だったんだな、というのが文章から滲み出ていて、
今では死語になっている単語や、事柄も多く出てくる話ばかりで、
かえってそれが面白い。
ただ、「ばつが悪いことをしてそれをごまかすことに必死になる」話が多くて、
自分にとって、読後感は悪かった。
必死になっている登場人物が(自業自得とはいえ)可哀想で、
個人的には、そういう内容を「ユーモア」と感じることはできなかった。

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ユーモア小説集 (講談社文庫 え 1-5) 文庫 – 1973/5/15
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1990年。人体の1000分の1に縮小されたK大学の若い医師山里凡太郎は、3人の医師と、同じく縮小された潜水艇にのり込み、癌におかされた凡太郎の恋人の体内にもぐり込む。患部の手術を無事に終えた時、思わぬ出来事が彼らに襲いかかる……「初春夢の宝船」ほか11編を収めた抱腹絶倒の作品集(講談社文庫)
1990年。人体の1000分の1に縮小されたK大学の若い医師山里凡太郎は、3人の医師と、同じく縮小された潜水艇にのり込み、癌におかされた凡太郎の恋人の体内にもぐり込む。患部の手術を無事に終えた時、思わぬ出来事が彼らに襲いかかる……「初春夢の宝船」ほか11編を収めた抱腹絶倒の作品集
1990年。人体の1000分の1に縮小されたK大学の若い医師山里凡太郎は、3人の医師と、同じく縮小された潜水艇にのり込み、癌におかされた凡太郎の恋人の体内にもぐり込む。患部の手術を無事に終えた時、思わぬ出来事が彼らに襲いかかる……「初春夢の宝船」ほか11編を収めた抱腹絶倒の作品集
- 本の長さ281ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日1973/5/15
- 寸法10.5 x 1 x 14.8 cm
- ISBN-104061311697
- ISBN-13978-4061311695
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登録情報
- 出版社 : 講談社 (1973/5/15)
- 発売日 : 1973/5/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 281ページ
- ISBN-10 : 4061311697
- ISBN-13 : 978-4061311695
- 寸法 : 10.5 x 1 x 14.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 559,739位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1923-1996)東京生れ。
幼年期を旧満州大連で過ごし、神戸に帰国後、11歳でカトリックの洗礼を受ける。慶応大学仏文科卒。フランス留学を経て、1955(昭和30)年「白い人」で芥川賞を受賞。
一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア作品、歴史小説も多数ある。主な作品は『海と毒薬』『沈黙』『イエスの生涯』『侍』『スキャンダル』等。1995(平成7)年、文化勲章受章。1996年、病没。
カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2005年5月12日に日本でレビュー済みフォーマット: 文庫前半はくだらない話が続くけど、後半はおもしろかった。「するべからず」「アルバイト学生」「俺とソックリな男が…」「嘘つくべからず」「うちの親爺」と。特に猿との愛情を切なく描く「アルバイト学生」と、他人にも歴史がある事を再認識する「うちの親爺」の2本。 遠藤周作という名前は知っているけど、作風は知らないので短編集から読んでみた。くだらないユーモアから「昔の教官殿」のようなオチの無い文学風まで、「この人はこうだ」という色が付けられなかった。外れは外れ、当たりは当たり。でもシリアスな話はおもしろいだろうな、と思った。