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臣女 単行本 – 2014/12/10

5つ星のうち3.5 12個の評価

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妻が大きくなっていく。骨を軋ませ、糞尿を垂れ流し、不明瞭な言葉を発しながら。周りには我が家を監視する隣人、私事を詮索してくる同僚、言葉で殺そうとする母……。
助けは、要らない。
ひとりで介護をこなす夫の極限の日々が始まった。
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商品の説明

著者について

1961年愛媛県生まれ。京都教育大学卒業。東京都、大阪府の高校教諭・支援学校教諭を勤めた後専業作家に。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、03年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞を受賞。主な著作に『バースト・ゾーン――爆裂地区』『ヤイトスエッド』『独居45』『ボラード病』など。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 徳間書店 (2014/12/10)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2014/12/10
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 256ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4198638896
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4198638894
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.5 12個の評価

著者について

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吉村 萬壱
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1961年愛媛県松山市に生まれ、大阪で育つ。京都教育大学卒。東京都、大阪府の高校教諭を務め、現在支援学校勤務。2001年「クチュクチュバーン」で第92回文學界新人賞、03年「ハリガネムシ」で第129回芥川賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『独居45 (ISBN-13: 978-4163281803 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)

カスタマーレビュー

星5つ中3.5つ
12グローバルレーティング

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上位レビュー、対象国: 日本

  • 2016年2月20日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    島清恋愛文学賞受賞、おめでとうございます!!

    美しい、女流作家さんの小説が受賞すると言われる(主観)島清恋愛文学賞を、
    吉村萬壱さんが受賞されたなんて、なにかの間違いではないかと思って、
    さっそくkindleで購入して読んでみたのですが……
    これは、ほんとに、吉村萬壱さんの小説だけど島清恋愛文学賞にもふさわしい
    恋愛大作ではないかと思いました!! ワタシは毎朝六時半に起床しなくては
    いけないのですが、三時半までかけて一気に読んでしまって困りました。

    ふしぎ小説としても面白いのですが、濃厚な夫婦関係を築いている人間だと、
    妙にリアリティがあるようにも思いました。
    ワタシも、もし夫が浮気したら、巨大化してしまうかもしれないと思い、
    そのことを夫にも言いましたが、そうだろうなというような顔をしておりました。

    確かに他にどうしようがあるだろうと、女の側として思うような……
    きっとこの小説を読んだ直後でなければ、ほかにも色々あるだろうと
    思うのでしょうが、なんだか、多分このようになるだろうなというように
    思えました。
    こういう風にしてもらえるんじゃないかとも思いました。

    巨大化した妻に夫が体ごと入っていく一夜限りの、
    あまり書かないほうがいいのでしょうか。
    とてもロマンチックな恋愛小説だと思いました。
    ロマンチックです。美しいです。顔を背けたくなるような場面は
    おおむねありますが、そう思います。

    ついでですが、kindle版の価格設定もとても良いと思います。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年1月14日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    タイトル通りです。

    主人公の妻が何かがきっかけ?で巨大化していきます。
    巨大化していく過程が、事細かに描写されています。
    自分のそばで、変態が今まさに起きてる感がすごいです。
    痛みや、臭いとか、感触とかまで伝わってきそうです。
    グロテスクな表現はありますが、好きな人はきっと好きなんじゃないでしょうか。。。

    巨大化する妻を夫が介護するシーンも読み応え有ります。
    対象の大きさはどうあれ、描写がリアルなだけに実際、下の世話なんかこんな感じなんだろうかと
    思ってしまいました。
    夫は過ちを犯してしまいましたが、迷いながらも巨大化していく妻を介護している姿は、なんだか
    グッとくるものがあります。
    最後の、妻との思い出がフラッシュバックして場面が切り替わるところは涙が出そうになります。
    自分的には純愛小説でしたねー。

    一番おもしろかったのは、家の中大変なことになってんのに、夫が不倫相手にまだ未練がある
    ところです。
    不倫相手からたくさんメール着てて、もう会わないって決めてるのに、逡巡してる場面は、
    ああ、なんかわかるなって思いました。
    16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2017年12月17日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
     こんな物語は吉村萬一にしか書けないだろうという、まさにそういう衝撃的な作品です。
     妻がどんどん巨大化していく。
     その妻が排せつする大量の糞便の処理に奮闘する「私」。
     果たしてこの物語はいったいどこに向かっていくのか。
     排泄物の描写は生々しく、読者を選ぶかもしれない。
     それでも本書は糞便と寄生虫と悪臭に塗れた純愛物語なのである。
     ミシミシと音を立てながら苦痛に耐えグロテスクに巨大化する過程で、たまたま数時間だけ妻の言葉が明瞭になり、均整のとれた美しい姿になる。そんな巨大で美しい妻を抱きしめる「私」。
     そして巨大化が始まって以来、初めて夫婦二人でお茶を入れる、何でもないような場面の幸福感。
     ああ、美しい。
     こんな文学作品が過去にあったであろうか。
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年7月11日に日本でレビュー済み
    得体が知れない展開、それだけで最後まで読んだ、気持ち悪いε-('∀`; )
    2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年6月29日に日本でレビュー済み
    グロテスクなものを描くことに意味がある場合はむろんある。しかしこの作者においては、昔から意味が感じられない。単にグロテスクなものをこれでもかこれでもかと描きたいだけだとしか思えない。それにこれ、笙野頼子の『母の発達』に似ているんだが…。
    4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年11月2日に日本でレビュー済み
    『ハリガネムシ』で知って圧倒され、『クチュクチュバーン』で圧倒され、『人間離れ』でつくづく圧倒された、その作家だが、本作がまた凄い。
    怪奇小説と呼ぶならバリバリの怪奇小説、もっとうなずける名前で言うなら化け物小説で、単純にそれだけとしても奇想天外の面白さにうなる。
    が、そんな名前で呼び捨てにしてしまえないのは、第一級の人間観察が優れた筆遣いでギッシリ詰め込まれているからだ。
    一級の人間観察、つまりありふれたヒューマニズム濁りのない目による生物的な、と言って適当かどうかは不明だが、動物植物鉱物静物死骸を見るのと均等またはそれ以上の目による、人間の正確な観察、人間が社会の中で、外で、表す習性と、意味不明の癖までを精密に捉えて学ばせてくれる観察です。
    その結果として、化け物がいつの間にか我が身に、狎れ合うことのない節度を保ったまま添うてきて、やがて化け物の人間性と人間の化け物性が不可分に絡み合うその中で語られているのは、あるがまま当たり前のという意味で「正常な」人間の、当たり前ありきたりのという意味でなく「正常な」物語。
    その正常な物語が息をつかせぬ緊張の連続、かつ、化け物小説だからと言って決して漫画的でなく最近読んだ中で最も詩的と言ってよい、つまり文学的ないしは表現技術面からの示唆にも富んだ、そんな作品です。その点でもピカイチ、女流文学賞と紫式部文学賞以外のどの賞をとってもおかしくないかという種類の面白さ、濃さだ。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2015年4月27日に日本でレビュー済み
    『臣女(おみおんな)』(吉村萬壱著、徳間書店)は、フランツ・カフカの『変身』を迫真性において遥かに凌駕する摩訶不思議かつ不気味な小説である。迫力ある光景のみならず、「私」の妻・奈緒美の成長する骨が軋んで立てる音が、彼女が排泄する膨大な量の便の臭いが、吐く痰の強烈な悪臭が読む者の五感に襲いかかってくる。

    「その夜から、骨が鳴り始めた」。それは、奈緒美が30歳の時、深夜3時過ぎに帰宅した私が彼女から責められ、10ヶ月に亘る不倫を遂に白状させられた夜であった。

    「何も喋らず、食べず、排泄もせずにひたすら寝た切りだった奈緒美が、発症5日目に突然口を開き、『御飯』と言った。その一言は、安易な敗戦を断固として認めず、果てのない苦役を告げ知らせる不気味な宣戦布告の喇叭だった。その日から奈緒美は盛んに食べ始め、排泄し、眠り、喋り、動き出した。そして発作も起こした。彼女の症状が単なる背骨の痛みではないと分かってくると、救急車を呼ぶなと言った意味も分かってきた。自分が普通ではない事を、最初から感じていたのだろう」。

    「発症から3ヶ月余り。・・・こちらの働きかけに対する反応は鈍く、声を上げて笑う事も殆どなかった。それが巨大化に伴う反応の鈍麻なのか、夫の不倫に起因する鬱状態によるものなのかはよく分からない。恐らくその両方だろうが、身体の著しい変化に比べて、人格的には殆ど元のままの奈緒美を保ち得ている事は不幸中の幸いと言えた」。

    「巻尺の先端を爪先にガムテープで固定して計測してみると、身長は3メートル42センチに伸びていた。成長の速さに驚かざるを得ない」。

    「奈緒美の身体に明らかな変化が生じているのを認めざるを得なくなった時、(不倫相手の左江)敦子の存在が想像以上に彼女を苦しめていた事がはっきりした。激痛による朦朧とした意識の中で奈緒美は『さえ、あつこめ』と言い、その後初めての発作が起こった」。

    「奈緒美の身長は4メートルになっている」。

    「人間が巨大化するとはどういう事なのか、そんな事がどうしてよりによって奈緒美の身に起こっているのかというその理由や意味を考え始めると、頭がおかしくなりそうになる。そして、この怪現象に私自身の存在はどの程度関わっているのか、少しでも責任があるのかないのかという事を度々考えては、その度に行き詰まった。私は何のために奈緒美を家の中に隠し、苦しめ続けているのか」。

    「身長4メートル35センチ。体重不明。足のサイズ84センチ。・・・呼気に異臭あり。頸動脈の部分的隆起と、血管ののたくり。耳の孔の中に蛆虫様の寄生虫。頭皮に蜘蛛の巣のような白い糸が広範囲に分布。・・・全身に亘る骨格の歪み(右半身の骨の成長が左半身より速いため)。皮膚全体に紫斑、粉吹き、湿疹、虫の寄生、掻き傷。性器の肥大。肛門括約筋の緩み。臀部の皮下に黒っぽい寄生虫の影。・・・顔の歪みのせいで噛み合わせが悪く、まだ固い物は食べられない。ミキサーで砕いた野菜と生肉に牛乳や水を加えたジュースを、経口で流し込んでやると盛んに嚥下する。自力での移動が難しく、糞尿は垂れ流し状態。布団シーツを巻いてオムツにしているが、後処理に多大な労力を要する。日に5回から7回、紫色の粘膜に包まれた痰を吐き出す。1回に洗面器半杯ほど。強烈な異臭あり。顔を横に向けて、自分で洗面器の中に吐く事が出来る。左腕は比較的動く。右腕や下肢は麻痺が残る。会話は今のところ難しいが、こちらの質問に対しては頷いたり首を振ったりする。絶えず骨が鳴り、肉が膨れ上がる。その度に痛むようだ」。

    「異臭が酷い時の、窓という窓を全開にしたいという衝動。絶えざる呻き声に心が抉られ、奈緒美が発症したのは矢張り自分のせいなのだ、という自責の念に潰されそうになりながら、しかし心のどこかに、全てが終わってしまった後に書けるかも知れない小説の大きさをこっそり測っている自分がいる」。私は、5年前に新人文学賞を受賞したものの、高校の非常勤講師をして食い繋いでいる、売れない小説家なのである。

    「奈緒美は更に大きくなり、転がり回って和室の磨りガラスを叩き割るほどの悶絶を経て4メートル68センチになっている。来る日も来る日も食べては出し食べては出しの繰り返しで、それで得られるものと言えばただ骨の軋む音と苦痛だけであった」。

    「廊下の長さを超えてしまっている事から、奈緒美の身長が5メートル以上になったのは間違いなかった。風呂場の中に頭を突っ込むのがやっとで、それももう完全には入らないのである」。

    問題は、妻の奇病というか難病というか、世にも恐ろしい病状と、その介護の苦労に止まらない。酷い異臭がすると我が家を監視する隣人たち、私事をしつこく詮索してくる同僚教師、息子夫婦の秘密を暴かんと強引に訪問してくる母――が私たち夫婦を極限まで追い詰める。

    この著者の作品に接したのは本書が初めてだが、日本にも大変な才能の持ち主が存在していることに驚愕した。
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