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盲獣 [DVD]

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盲獣
フォーマット
コントリビュータ 緑魔子, 船越英二, 江戸川乱歩, 千石規子, 増村保造
言語 日本語
稼働時間 1 時間 26 分
ディスク枚数 1

商品の説明

レビュー

『痴人の愛』の増村監督が江戸川乱歩のマゾヒズム小説を映像化した異色作。『君には海鳴りが聞えるか』の緑魔子、TV時代劇「隠密奉行朝比奈」の老中・船越英二が出演。モデルのアキは盲目の男に誘拐、監禁される。アキの彫刻を作る男とアキは次第に…。
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内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)

監督: 増村保造 脚本: 白坂依志夫 撮影: 小林節雄 音楽: 林光 出演: 緑魔子/船越英二/千石規子
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内容(「CDジャーナル」データベースより)

登録情報

  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988008037081
  • 監督 ‏ : ‎ 増村保造
  • メディア形式 ‏ : ‎
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 26 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2001/8/22
  • 出演 ‏ : ‎ 緑魔子, 船越英二, 千石規子
  • 販売元 ‏ : ‎ 徳間ジャパンコミュニケーションズ
  • ASIN ‏ : ‎ B00005MIJS
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    5つ星のうち3.7 39個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.7つ
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お客様のご意見

お客様はこの映画について、以下のように評価しています: 官能的な耽美性を描く素晴らしい作品で、異形の美術が際立つ乱歩原作映画の傑作だと高く評価しています。また、面白さについては好評で、普通に楽しめると感じています。官能を極め、耽美を極めたエロスの極点に芸術が存在していると指摘されています。

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5人のお客様が「美術」について述べています。5肯定的0否定的

お客様はこの映画について、異形の美術が際立つ乱歩原作映画の傑作だと評価しています。異常性癖を官能的に耽美的に描いた素晴らしい作品で、面白くも恐ろしくも興奮しないという声が多くあります。また、緑魔子氏の美しさと異形の美術が際立つ乱歩原作映画の傑作として高く評価されています。

"...その異常性から逃げ出そうとする緑魔子の常識が 物語後半になるにつれ、崩壊していく様子の 描き方がとてもうまい 物語の方向性が大きくかわる中盤の ある事故から作品自体の流れというか トーンというか、それが大きく..." もっと読む

"...ドンピシャの配役、俳優さんたちの怖くて素晴らしい演技、シュールリアリスティックな美術など、見所たくさんです。..." もっと読む

"面白くも恐ろしくも興奮も無い。二度と見ない。 現実に身近に起こる残酷な犯罪をなぜか連想する。それでも見たい人はレンタルで済ませなさい。" もっと読む

"...映像化がそもそも無理な、触覚芸術に挑戦した点など、充分意欲的な作品ですが、後僅かのピースが加わればジャンルを超えたとてつもない傑作になったかもしれません。..." もっと読む

3人のお客様が「面白さ」について述べています。3肯定的0否定的

お客様はこの映画について、官能を極め、耽美を極めたエロスの極点に芸術が存在していると考えています。官能を極め、耽美を極めた性を極めた作品として評価されています。興奮も無く、二度と見ないという意見もあります。

"...なので、カルト映画とみられがちですが、娯楽作として普通に面白いし、楽しめます。 ドンピシャの配役、俳優さんたちの怖くて素晴らしい演技、シュールリアリスティックな美術など、見所たくさんです。..." もっと読む

"面白くも恐ろしくも興奮も無い。二度と見ない。 現実に身近に起こる残酷な犯罪をなぜか連想する。それでも見たい人はレンタルで済ませなさい。" もっと読む

"...予告編の中の文言の一節に、『エロスの極点』という言葉があった。まさに、この映画にふさわしい言葉だと思った。官能を極め、耽美を極め、性を極めた『エロスの極点』には、芸術が存在しているのだと、悟らされた。本当に素晴らしい作品だった。" もっと読む

上位レビュー、対象国: 日本

  • 2022年7月11日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    物語中盤までの、船越英二の異常性と
    その異常性から逃げ出そうとする緑魔子の常識が
    物語後半になるにつれ、崩壊していく様子の
    描き方がとてもうまい

    物語の方向性が大きくかわる中盤の
    ある事故から作品自体の流れというか
    トーンというか、それが大きく
    色味を変え、怒涛の終盤を迎える
    この構成は見事だと思います

    しかも、見直してみると
    序盤の船越英二が彫刻に触れているシーンで
    すでに作品全体のアブノーマルな流れが
    少し予告されているところがあり
    作品のトーン変更のリズム、バランスは
    最大級に良い!

    配役も、情熱的かつアブノーマルかつ
    狂気に満ちて、しかも純粋という
    凄まじいキャラクターを演じきれるのは
    船越英先生しかいないでしょう!

    ヒロインも大映女優ではなく
    あえて東映から緑魔子、というところも
    大映ファンとしては新鮮で
    ミステリアスに感じてしまう所も良い!

    母親役の千石 規子も東宝女優なので
    私にとっては、ミステリアスさが満載です!

    物語の舞台は、ほぼアトリエ倉庫のみで
    登場人物は、3名のみ

    限定された空間、限定された登場人物で
    配役の妙、俳優の演技力、
    異常な世界観の撮影場所、
    斬新すぎる物語構成等が
    1969年という映画が斜陽産業の時代に
    作られている、という所も
    増村保造監督や大映の
    映画作りに対する意地と愛情を
    強烈に感じさせてくれる作品です!
    6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2013年11月23日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    日本映画の大傑作だと思います。
    以前留学したアメリカの大学の図書館にDVDが置いてあり、僕はそれでこの作品を知りました。

    この映画のよいところは、目が見えない男の、一般的には「変態」と呼ばれるような女体の肌触りへの欲望や、監禁の共犯であった老いた母の若い女への嫉妬、あるいは禁断の快楽への目覚めといった、強烈にキワドい世界を描いていながらも、登場人物はみな性格が強くてあんまり悩んではないし、また、真剣な場面でも思わず笑ってしまうようなところもあって、意外に陽性の映画になっていることです。
    なので、カルト映画とみられがちですが、娯楽作として普通に面白いし、楽しめます。
    ドンピシャの配役、俳優さんたちの怖くて素晴らしい演技、シュールリアリスティックな美術など、見所たくさんです。

    原作は江戸川乱歩とのことですが、本作の変態さは文豪と言われる谷崎潤一郎や川端康成にもあるもので、たしかに公序良俗に反する映画ではありますが、決して特別な異端の作というわけではなく、むしろ、日本文学の一つの伝統を継ぐ作品ともいえるのではないでしょうか。

    このような映画を制作したりTVで放映するのは、良くも悪くもポリティカリーコレクトネスが進んだ今の時代には不可能でしょう。
    エロの部分より、精神を病んでいる人や、障がい者の扱いの面で。
    でも、なんだか窮屈な時代になっているような気がしてなりません。
    64人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2016年11月3日に日本でレビュー済み
    1969年公開。 監督は増村保造(1924年生)。 原作は江戸川乱歩。

    原作は未読です。

    ヌードモデル(アート寄り)が盲目の彫刻家に拉致監禁されて、モデルにされ
    たりするお話。

    ヌードモデル役の緑魔子がとても綺麗で、髪型とかファッションも素敵です。
    小悪魔的な演技もベタだとけどいい。 個人的にはもう少しグラマーな方が
    好きです。

    盲目にしてイカれてる彫刻家を演じる船越英二って、船越英一郎のお父さん
    なのですね。 あんまり似てないと思う。 盲目役なんだけど目線とか不自然
    だし、部屋を歩くスピードとか物を取る時の動きがスムーズすぎると思う。
    演技が下手です。 『奇跡の人』を見て勉強してほしい。

    彫刻家の母の子供を想う気持ちが結構泣けるし、顛末が悲しい。 「母親なん
    だから子供の願いをかなえてやるのが当たり前だろう」ってセリフがグッと
    来ました。 母の愛は強し、ですね。

    触覚を研ぎ澄まして行くという流れは好きだったのだが、最後の行きつく果てに
    ・・・な所には萎えました。 目隠しとか手錠とかスパンキングくらいまでなら
    いいんですが、それ以上は理解不能です。
    1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
    レポート
  • 2024年8月18日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    盲目の男(船越英二)は画家として自身が理想とする女(緑魔子)の躰を欲しがり、拉致・監禁を働く男は歪んだ欲望を叶える為に母親(千石規子)と共謀し、追い求めていた究極の女裸体アートの完成形を目指し、女を奴隷の身とするが…

    山間のある地域か平原地にある田舎の牧場、納屋をアトリエとして使用している様な場所で男は自身の芸術に精を出し母と二人で生活していたのだろう‥工房内には幾つもの女性らしき複数部位(目、口、腕、足…)や、女体をあしらった巨大なオブジェが異様な光景となって存在する。

    トンデモない所に連れ去られた女は抵抗をしては何とか逃げ出そうとするも、魔の手である親子から阻まれては繰り返して失意に引き戻されるが…

    ここで男と女と男の母との関係が絡れて絡み合う心理的遣り取りが絶妙な見せ場となり、どこかで予期していた思わぬ展開を矢庭に味わうことでしょう。

    女は強かに男を取り込む様子を、母親に敢えて知られる様にあからさまに仕向けて‥息子を盗られる嫉妬で取り乱す母親と女の間で心が揺れ動く男が思わず取った行動により…

    三者三様のそれぞれの心の動きを
    船越英二、緑魔子、千石規子の演技三つ巴で佳境を迎え、ここまでで本作は充分に見応えある迫真の場面を持って評価に値するが、ここから先は‥更に歪ながらにもうトコトン
    愛が狂気に、狂気が愛に転じては…
    情欲に相見える者同士の自我が行きつく世界を、思いの丈に昇華させて来た増村保造の作品群… 男女の愛欲、倒錯性愛で谷崎潤一郎:原作の映画化『卍』(64年)、『刺青 』(66年)、『痴人の愛』(67年)にも見た真骨頂の世界で江戸川乱歩の原作を極限の触覚と感覚を絡めてエロスに溺れた男と女を描いてみせた本作『盲獣』(69年)は、世間一般の通俗な世界から観れば俗物扱いされ虚構に映るか知れない世界だとしても、その存在はジャパニーズ・カルト【映画】として世界に知られる代表的な一作として巨大オブジェ宛らに異様に佇む光景に常識が眩み耀く金字塔である。

    やがて行き着くところまで往く2人は、倒錯した※を突き進み…至高の境地へ至り〜最終的に※に逝く果てに全うし、昇華したのなら嘸かし至福の極みだろう‥か…
    3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2014年1月2日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    面白くも恐ろしくも興奮も無い。二度と見ない。
    現実に身近に起こる残酷な犯罪をなぜか連想する。それでも見たい人はレンタルで済ませなさい。
    7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2015年10月7日に日本でレビュー済み
    昔の作品を高評価し過ぎる傾向にありますよね。
    確かに今の作品の原点はVFXなど無かった時代に演出や編集技法で魅せてきた素晴らしい作品が数多有ります。
    でもどうしょうもない作品も沢山輩出しています。
    昔の作品が全て良い様な幻想にカルト作品などが持て囃されれAmazonレビューです。
    この作品も高評価から外れるべきモラルハザードなアングラ作品です。
    朝のテレビ小説じゃあるまいしナレーションが語り過ぎ。
    緊迫感と言うか鬼気迫る感じがしないクライムシーン。
    何でそっちの方へ走るの的な結末ありきのクライマックス?
    だいたいクライマックスなんて有った?
    手足の切断を彫刻で表現した芸術的描写?
    駄目でしょう。
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2014年8月8日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
    船越英二さんと言えば、お茶の間ドラマでしか知らなかった。

    物語としては、なにかほくそ笑んでしまいました。
    8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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  • 2012年8月5日に日本でレビュー済み
    Amazonで購入
     江戸川乱歩・猟奇系作品の映画化でも傑作の部類に入るカルト作です。

     ウィリアム・ワイラー監督『コレクター』に後半リリアーナ・カヴァーニ監督『愛の嵐』を併せた様な作品になっていますが、本作には障害の有る息子の犯罪をサポートする恐ろしくも哀れな母親と、若い女性との相克も加わっており、よりインモラルな雰囲気が漂っております。
     妄執の素材として誘拐されてきた女性と犯人の関係が芸術家とモデル、憎しみと愛情、苦痛と快感の間を幾度も反転・揺れ動く様子は非常にスリリングです。
     生々しいようで増村作品独特のどこか超然としたモノローグ、主演三人、特に緑魔子氏の目を見張る美しさと船越英二氏の恐ろしい中にもユーモアが薫る演技が、この際どい作品をギリギリプログラム・ピクチャーとして楽しめる域に留めています。
     終盤は異常行為が加速化した様に見せて、実は現実離れした猟奇的ファンタジーになって行きます。
     映像化がそもそも無理な、触覚芸術に挑戦した点など、充分意欲的な作品ですが、後僅かのピースが加わればジャンルを超えたとてつもない傑作になったかもしれません。

     犯人が触覚のみで創り上げたペンフィールドのホモンクルスの様な異形の造形物を見事実体化した間野重雄氏の美術、林光氏による前衛的でいながらモダンでキッチュな音楽も共に見事で非常に印象に残ります。

     大いにお薦めです。
    10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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