ララは大人に変身し、ペンで書いたものを実体化できるので、先輩魔女っ子4人のいいとこどりをした魔法力ですが、話はむしろ魔法の重要性は低く、変身も脇に置いたストーリーが多いです。そのぶん話にリアリティがあり、安定した作画も相まって、全体的な完成度は高い作品です。
声優も、主役の大森玲子さんは頑張っていますし、友達役に南央美さんや飯塚雅弓さん、母親役に榊原良子さん、所属する芸能プロのスタッフに田中敦子さん、根谷美智子さんと、超豪華です。
ところで、今頃レビューを書いているのは、先日、田中敦子さんがお亡くなりになったからです。
勇ましい女性役が多い田中さんですが、この作品は普通の女性役のはしりではないでしょうか。小さな芸能プロ社長で、離婚して子供を育てながら元気に働く役がとてもマッチしていました。
田中さんを偲び、また見返そうと思います。