新潟出身の少年が日本独自のパン作りをめざし、敵対者とパン勝負を繰り広げる物語。
基本的には「ミスター味っ子」と同じ。パン屋を主人公にしたこと以外には何の特色も無いが、サンライズ得意の美麗な絵や天才美少年など女性向け要素を打ち出し、明るく楽しいナンセンスギャグに徹した所がブームを作った原因か。
凡才でも家族の為にパン作りに励む親友との友情や、悪の権化と言える敵役にも善良な面があるなど、面白い面もあるにはあるが、後者はナンセンスギャグの一部でしかなく、敵役に至るまでの背景などが語られることは無かった。
また、ヒロインの姉(天才肌)が悪魔のような性格に終始描かれ、ヒロインと和解することもなかった。しかも天才美少年が活躍する一方、昔は天才少女だったヒロインが祖父の作ったパン屋を守り通すために主人公達に守られる「お姫様」のポジションに落ち着いたためか、女性差別的な雰囲気を終始感じざるをえなかった。
また、能生=脳っていうギャグは好かなかった。(能生の味噌の素晴らしさはやたらアピールされてましたが)
能生出身者ではありませんが、地名には歴史と文化があると思うので、だじゃれの対象にされるのはどうかと。
ライト感覚(死語)という言葉の似合うアニメでしたね。