第15話 おそるべき妖怪姉妹・涙の再開!のこと
原作:中村うさぎ・桐嶋たける
公開日:2000.05.16
更新日:2004.09.17
■あらすじ
前回とあるいきさつから、魂と体が入れかわってしまったゴクドー君たち。さて、元の体に戻れるのだろうか?…ここで、前回入れ替わってしまった魂と体の関係についておさらいだ!
…ってことは???
霊験道士鄭(テイ)は、猿の妖怪ゴクードーを退治するための道を急いでいた。体がルーベットのゴクドーは、鄭と供に妖怪退治の旅に出た。ゴクドーがテイの供をするにはそれなりの目的があった。その目的とは、鄭の腰に付けたヒョウタンの中にいる一休だった。一休を手に入れられれば、元の体に戻れると思っているのだ。そしてとうとうヒョウタンを奪うことに成功した。
ところが、変な怪物にさらわれたゴクドー。怪物がゴクドーを連れて逃げ込んだ山の中で迷ってしまった。怪物もゴクドーも満ちに迷って困っているところに、秀麗な2人姉妹が現れた。姉妹は食事に誘ってくれたが、それにはとんでもない目的があった。やがて姉が琴を弾きはじめると、怪物とゴクドーは眠ってしまった。
ゴクドーが目を覚ますと、そこにはプリンスの姿をしたジンがいた。怪物の正体がルーベットだと判明。早速いつものように、ゴクドーとルーベットが喧嘩を始めてしまった。そのとき上の方から声がした。
「何を騒いでいるの?」
上を見るといつのまにか部屋の屋根が無くなり、代りに巨大な顔がのぞき込んでいた。3人は姉妹に人形サイズに縮められてしまっていたのだった。秀麗な姉妹は実は妖怪だったのだ。そして姉妹は3人を使って人形遊びを始めようと・・・
■作品解説
ゴクドーファンなら知らない人はいないと思うが、ゴクドー・ユーコット・キカンスキー。これがゴクドー君のフルネームである。このとんでもない名前からも判るように、痛快なギャグセンスに満ちた作品の原作は、もちろんミリオンセラー級の人気を持っている。原作はもちろんですが、アニメもその原作に負けない出来栄えになっている。
しかし、悪いことならなんでもやる主人公というのは珍しい。今までにあるパターンだと悪人ぶっているが、いざというときはヒーローのような行動をするものばっかりであったが、ゴクドー君は悪に徹しきっている。条件さえ合えば、正義側についたり、悪側についたり、日本の政治家も真っ青な転身ぶりである。
でも、このゴクドー君。どこか憎めないキャラクターで、不思議な魅力を持っている。
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