第8話 ナンベル誘拐事件
公開日:2000.04.14
更新日:2004.09.17
■あらすじ
WARRIOR出動!?
EXCESS 2でお縄になった、「バーあけみ」のオカマたち。逮捕されたばかりなのに、もう出所。お店の再興と初志貫徹モロッコを目指して、金儲けの計画を練っていた。時同じくして、ナンベルが光学効果によって自由に容姿を変えられる「光学ダイエット機」を発明したことがニュースで流れた。これを使えば銀行に忍び込むのは簡単と、銀行強盗を企んだオカマたちは、早速ナンベルを誘拐した。だけど、どーゆう訳か、ナンベルを誘拐したときのはずみで利緒まで一緒にさらってしまったから話がややこしくなってしまった。
オカマたちにいいくるめられたナンベルは、無邪気に光学ダイエット機を作ってしまうし、利緒はくい放題の怠惰な生活に甘んじて居座る?し、それって警官としての自覚が足らないのでは?
もちろんそんなことが長く続くわけが無い。ナンベルはともかく、利緒はオカマ盗賊団のお荷物にしかすぎないので、とうとう放り出されてしまった。しかし捨てられた利緒の記憶からオカマたちのアジトがばれ、とうとうオカマ盗賊団もお縄頂戴かと思ったそのとき、光学ダイエット機が暴走してオカマが巨大化した。巨大化したのはオカマだけじゃなく、利緒もいっしょだった。そして、巨大オカマと巨大利緒の一戦が始まった・・・
■解説
近未来系の物語。主人公たちは特殊任務をこなす部署に所属するエリートたち…のはずですが、とてもエリートとは思えない個性の強いキャラクターばかりです。金にルーズな借金取りに追われるものや、ガンフリークや、メカフリーク…もといメカフェチや、ハッカーやら、とてもエリートではありえないような女性だけで結成された、警察でありながら半ばアウトロー的な存在です。この設定は「ワイルド7」ですね。まさしく、彼女らの存在はワイルド7そのものです。超法規的措置やら自分たちの給料は自分たちで稼ぐあたりなど、ワイルド7の設定そのものです。
えっ?ワイルド7をご存知無いのですか。ワイルド7は、1960年後半に少年キングに連載された望月三起也氏のマンガ作品です。連載当時は大人気で、現在も根強いファンを抱えています。メンバー全員が警視以上の階級で構成された白バイチームの話です。超法規的措置に至ることはしょっちゅうで、銀行強盗の奪った金から、自分たちの給料をピンはねすることもあるという、とんでもない警官たちの実に痛快な話でした。
バーンナップに話を戻しましょう。巨大化したオカマは、ウルトラマンのパロディで始まりエヴァンゲリオンのパロディに変化しながら、オカマと同様巨大化してしまった利緒を襲います。巨大オカマが街並みを疾走するシーンは、実によくエヴァンゲリオンを再現しています。考えてみればエヴァンゲリオン自体が、ウルトラマンを筆頭とした特撮ものの特徴をよく捕らえて作られた作品でしたから、日本の巨人もの映像作品の原点はウルトラマンに集約されると言えるのかもしれません。
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