日本未公開
Tish Ambrose 主演作品
公開日:1999.07.25
更新日:2004.09.17
■あらすじ
リリスほどいたずら好きな女性はいないし、同時にリリスは不思議な魅力的を持った女性でした。
サタンの「禁断の木の実」を味わったためにエデンの園から追放されたリリスは、奔放な性と黒魔術の虜となってしまった。そのために、エデンの園から追い出されしまったリリスは、復讐のために全ての人間にいたずらしようと考えました。訪れた行楽地で、偶然見つけ夫婦を見たとき、リリスの中で爆発的な欲望が生まれたのでした。
リリスは欲望のままに人と契りを交わしまます。性に奔放なリリスの前に、男は衝動を抑えることはできません。やがてリリスが絶頂を迎え、そして男が果てたそのとき、男は一瞬で小さなお人形サイズになってしまったのだった。
リリスは相手が満足したときに小さくなるよう、自分に魔法をかけていたのでした。リリスは次々に人と契り、そして小さくなった人間たちをまるでコレクションのように人形の家に閉じ込めて持ち去っていったのでした。
■解説
旧約聖書をネタに、アダルトビデオ作品を撮ってしまった。なんて大胆な脚本でしょうか。日本でこんな宗教絡みの映画を制作したら、ますます風営法の規制に拍車が・・・なんて心配する人がいるかぎりできないでしょう。
もっとも正面切って聖書を振りかざしているわけではありませんので、その意味では深く取り上げられることは無いはずです。あらすじでは端折りましたが、精神病棟の患者の妄想から始まり、妄想で終わる物語の仕立てになっています。妄想ですからなんでもありだと逃げ道は用意されているのですが、本当に妄想なのかはわからないような含みのある演出になっています。
特撮らしい特撮はありません。それでもちゃんと小道具?大道具を作って制作してますから、アダルトにしてはコストがかかっています。低予算ではありますが、製作者側のこだわりはあります。
映像的なサイズ差の表現として同じフレームに大小の人間が入らないのは残念ですが、それでも俳優たちの演技力によって圧倒的な大きさの違いが表現されたシーンはあります。鉛筆が無造作に小人の体の上に放り出されたりするシーンは、実際の撮影では存在しない相手に対して演技しているはずなので演技力が要求されるところです。
主演はティッシュ・アンブローズです。日本でも結構ファンの方が多い女優でした。もちろん全部アダルトビデオでの出演になりますが、その演技はAV女優ということで終わらせるにはもったいなかったと思います。
聖書ネタといえば、エヴァンゲリオンも聖書ネタですね。あちらは、男性が縮小するのではなくて、女性?が巨大化するのですが。
■Lilith unleashed
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