単行本「ジャンプ美少女」より
内山亜紀 作品
公開日:2000.02.05
更新日:2004.09.21
■あらすじ
タカコ17才。ごく普通の美少女。
・・・だったはずだった。タカコはテレパシーにも似たある予感のようなものを感じていた。ある人と出会い、そして人生を180度変えてしまうような予感を。そして巣鴨でその予感は当たった。ある人と出会いそして・・・
・・・その人はM87星からやってきたウロトラマンだったのだ。ホテルに入ったウロトラマンとタカコ。しかしウロトラマンは、タカコをバロタン星人と勘違いをし、光線技を浴びせてしまった。
しかし、タカコは死ななかった。タカコの胸には、M87星のマークが浮き出ていた。実はタカコは、M87星人と地球人のハーフだったのだ。
東京新宿に突如として怪獣が現れた。体長960m、体重10万トンの巨大怪獣だ。あまりにも巨大な怪獣に人々は逃げるしかなかった。その時、ビルの影からもうひとつ、巨大な影が立ちあがった。
「ウロトラマンコ見参!!」
それは巨大化したタカコの姿だった。巨大化したタカコは怪獣とほとんど同じ大きさだった。高いビルも、タカコのひざ頭ぐらいの高さしかなかった。
ウロトラマンコとなったタカコ。しかし怪獣は意外に強く、タカコは悪戦を強いられた。そして・・・
■解説
内山亜紀と言えばオムツをした少女ばかりのイメージがありますが、この作品にはオムツは出てきません。
もともと内山亜紀の作品は、オムツというよりも局部表現へのこだわりが異常に強い作品が特徴で、そのこだわりとロリータの融合から結果としてオムツという表現が出てくるのだと思います。そして局部としてのこだわりの部分が強烈になり、それがこの作品で巨大少女という形で現れたのだと思います。
巨大化したものというのはどういった意味を持っているのかということを実に分かりやすい形で提供してくれるのが、この作品であるといえます。人間の視覚というのは意外と狭いもので、もし巨人を間近で見ると、その全体を一度に見ることは不可能になります。人間の体を何か部分的に強調したいとき、巨人として表現するという方法がありますが、この作品はその好例であるといえます。
■内山氏のその他の収録作品
G-ZONEでは、内山亜紀氏の作品として他に下記の作品を紹介しています。
■ジャンプ美少女
[img]■ジャンプ美少女
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