THE TOY BOX

トーイ・ボックス

あらすじ

ラルフはドナが隠れた淫欲を持っていることに気づいていた。ドナはラルフによって淫欲を解放し、ある古城で開かれるビザールパーティに参加することにした。その古城の持ち主はラルフの大富豪の叔父で、死んだことを装った叔父の前でセックスしてアピール。叔父がそれを評価して、お金がもらえるというのだ。

しかし代償はお金だけでは無かった。叔父には人間離れした能力があった。それぞれ望む世界に連れていき、快楽を味あわせ、時にその代償に命を奪ったのだ。しかし叔父の本当の目的は想像を超えるものだった。

過激さを増していくパーティに恐怖にも似た嫌悪感を覚えたドナは、パーティから抜け出そうと試みた。しかし古城の出口は完全に閉ざされて、外に出ることは出来なかった。ラルフとドナは、叔父に会う為に叔父の部屋に入ったが、そこは叔父の部屋ではなかった。気がつくと二人の前には見上げるほどの巨人の少女がいたのだった・・・

解説

舞台演出を使って作成されているため、映画作品として期待すると痛い目に遭うかもしれません。基本路線はポルノですが、特異な演出手法の為にアーティスティックな作品に仕上がっています。しかし本来の目的とも言えるセックスシーンが物語の進行を遅らせてしまい、また一方でアート性がセックスシーンに集中できない中途半端さも感じます。

欲望の中でも特に性欲に焦点に当てた物語なのですが、監督自身、少々欲張りだったようです。単なるエロティシズムでは収まらず、あらゆるフェティズムを盛り込もうとしています。そうした中に全裸の巨大少女が登場しますが、1971年との製作で巨大女性を全裸で登場させたことは驚きです。巨大女性をフェティズムの一つの潮流として扱い映像化した最初の作品かもしれません。

Published : 2002.09.12
Update : 2006.12.30

The Toy Box

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