1/6のえっち

武林武士 作品

あらすじ

科学の北条香先生は、とても美人だ…

年齢はもう20代の後半なんだろうけど恋人とかつき合っている男とか…そういう気配はゼンゼン無いみたいだ。なんか考古学とかの研究に没頭するあまり男に興味が無いのか…

いつも先生は授業が終わると、学校の科学準備室で自分の研究を始める。そして今日も先生はいつものように、自分の世界に没頭しはじめた。そんな先生をボクは、いつものように柱の影から覗いて…すると突然、先生の手に持っていた古代の人形から強烈な光が出て先生が消えてしまった。

「まさか蒸発…」

その時、慌てて準備室に入っていったボクの足もとから、香先生の声がした。ボクの足もとで見たものは、1/6ほどに小さくなった香先生でした。香先生は、人形の呪いのために小さくなってしまったのです。呪いを解くためには、人形の秘密を解明しなければならない。それができるのは香先生だけでしたが、呪いの人形と同じような大きさの先生が苦労するのは目に見えています。そこでボクは、香先生の助手をかって出たのでしたが・・・

解説

サイズの違いを乗り越えて、いたすことをいたしております。成人誌だから当然といえば当然の成り行きです。しかしこれまで紹介した多くの作品とは、ちょっと趣向がちがいます。大きな男の子が小さい女性に主導権を握られて、えっちしています。純情ですね、この少年は。というか、シャイなんですね。当然力の差は歴然として少年にあるので、当初欲情を押さえきれなくなった少年が先生の服を無理やり脱がしてしまいます。が、初めての女性の裸を前にして、主導権を奪われてしまうあたりがなんとも、これまでの作品と違ってよろしいです。結局この少年は、そのあと主導権を握られたままになってしまいますが、そのあたりもなかなか面白く描かれています。

この作品では、力関係を象徴としての体の大小を逆転させ、その結果、作品自体の意外性を狙っています。その意図がが見え見えなのですが、それでも新鮮な感じがします。おそらく、これまでこの手の小女性物語に多かった少女趣味・人形趣味を持ちださず、成熟した女性を全面に出しているからでしょう。新鮮な感じを与えてくれます。

もしこんなことが現実に起きたなら、まちがいなくこの少年はこの事件がトラウマになることでしょう。あぶない新境地に踏み込んで、HPのひとつふたつは立ち上げそうです。こんな目にあってみたいと思うあなた・・・正常です。このくらいの願望は、誰でも持っているというものではありませんが、持っていたとしても驚くことはない程度のものです。むしろ想像力たっぷりのロマンティストと言えるかもしれません。

Published : 2000.09.18
Update : 2006.11.13

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