ドラゴン・ティアー

上藤政樹 作品

あらすじ

妖精やドラゴンの住む世界のある国の話。病魔に冒され、余命わずかの王女。 王女をこの病魔から救える薬は唯一、竜の涙、ドラゴン・ティアーだけである。

ドラゴン・ティアーを手に入れるため、ドラゴンの棲む森へと向かった4人の姿があった。パーティ最年少14歳の魔法使い、アリシア・マーシー。僧侶商人、マーシャ・ルオ・ゾーグ。元戦士団長で賢者、イリア・レオント。そして元戦士の勇者、リアナ・オーグル。全員女性のこのパーティは、王女を病魔から救うためだけに結成されたものだった。

彼女らがドラゴンの森に入るとすぐ、魔物が現れた。しかしリアナはひるまず、大声で叫んだ。

「魔物を倒して、王女様をまものー!!」

魔物たちは、リアナのあまりにもつまらないダジャレのためにダメージを受けてしまった。ダメージを受けたのは、魔物たちだけではなかった。味方も全員その場に倒れ込んでしまった。

「私の森でくだらないシャレを言っているのは誰!

森の奥から現れたのは、巨大なドラゴンだった・・・

巨大な女ドラゴン

解説

まるでロールプレイングゲームそのものの展開の物語です。ただ嬉しいことに、ドラゴンも魔物も勇者たちも全員女性。つまり、全く男っ気なしのお話です。フランス書院のコミック文庫といえばエロマンガの代名詞と言えるシリーズですが、このお話にはエロはありません。

この作品は作者の趣味もろだしで、それだけに上藤政樹らしい作品と言えます。上藤政樹の作品は巨乳とそれをつなぐボディラインにこだわりがあり、後ろ姿が少ないのが特徴ですが、この作品はまさしくそのような描写で埋まっています。当然、着衣はボディラインを強調し、その豊かな胸を見せつけるものばかりです。おっと僧侶商人と魔物の一人が胸を隠していますね。でも、そんなもんです。

上藤政樹の作品は、背の高い女性が主人公である点も共通した特徴です。およそ170〜180cmあたりの高身長の女性達がほとんどですが、時として数十mもの巨人も登場します。上藤政樹の描く巨大女性の多くはウルトラマンテイストになりますが、この作品では巨大なドラゴンとして描かれているのが目を惹きます。

上藤政樹の他の作品

G-ZONEでは、上藤政樹の作品として他に下記の作品を紹介しています。

注:本文中敬称略

Published : 2000.09.19
Update : 2014.09.17

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