きっさドープショウへようこそ

イラスト集「美姫」より

おおしまひろゆき 作品

あらすじ

「いらっしゃいませ。喫茶ドープショウへようこそ。」

高輪アキは、はりきっていた。ドープショウの制服が着たくて、バイトするチャンスをずっとうかがっていたのでした。そして今日、アキは念願の制服を着ることができ、はりきって仕事をこなしていたのです。

「はりきっているわね。」

近寄ってきた店長は、なんと突然アキに薬を嗅がせたのです。アキは何が起きたのか理解できないまま眠ってしまいました。アキが気がついたときは、何かの台の上に身動きが出来ないように固定されていました。

巨大化するアキ 手下バニーちゃん

「改造手術終了」

店長の声が、気がついたばかりのアキの耳に届きました。何と店長こと仙川香子とは仮の姿で、その実体は恐怖の大王クラブを倒すために立ち上がった天才博士Dr.カオルコだったのです。

そこに突如として、巨大な大王の手下バニーちゃんが現れたのです。Dr.カオルコはおもむろに小さなボックスを手にし、そのボックスに付いているボタンを押しました。ボタンが押されるとアキの体は膨れ上がり、手下バニーちゃんと同じ大きさの巨人になってしまいました。

解説

すべて、CGで描かれた作品集です。すばらしい出来栄えの本です。

現在では、CGで描かれた作品が殆どを締めていますが、当時は黎明期で、柔らかで滑らかなタッチのCGはほとんどありませんでした。

きっさドープショウはこの本の最期の方に12ページの読み切りとして掲載されているものです。ストーリーより何より、作者の愛情のこもったキャラクターを感じる作品です。

Published : 2000.02.05
Update : 2004.09.17

[ Prev page ] [ Category index ] [ Next page ]

You can find the work by a keyword.

Keyword: