宇宙魚人ブリ

上藤 政樹 作品

あらすじ

果てしない宇宙の彼方からやってきた科学者。それが宇宙魚人ブリだった。ブリは地球人が同胞である魚類を食しているのを目撃し、同胞たちを地球人から開放するために立ち上がったのだった。

宇宙魚人ブリは、その科学力を使い、次々と「海獣」を地球に送り込んでいった。

しかしその暴挙を見逃さないものたちもいた。アンミラ星からやってきたサイボーグ戦士、それがスペクトレディーだった。

解説

宇宙猿人ゴリ・スペクトルマンのパロディです。

原作のゴリは地球の美しさに魅了される宇宙人の科学者で、地球の美しさを守るために人類を滅ぼそうと考えます。原作のテレビ放映が昭和46年で、このころは様々な公害が世界的に社会問題として取り上げられ、多くの公害訴訟が国や企業を相手に行われていました。そうした背景と特殊メイクで脚光を浴びた20世紀フォックス映画の「猿の惑星」からヒントを得て作成されたのが、原作のテレビシリーズです。この原作をパロディにしたのが、この「宇宙魚人ブリ」です。

魚類であるブリの目に人類は、同類を食べる危険な敵に映ったわけです。と、こう書くと深遠なテーマを持った作品のようですが、そこは上藤政樹氏のことですからファンの期待(?)を裏切るようなことはしません。結局、エッチまんがです。

スペクトレディは、出てきてはやられる巨大ヒロイン。早々に繰り出す必殺技はかわされ、力のない巨大ヒロインは大海獣の前にやられてしまう。じつに上藤氏らしい展開の作品です。同人誌も含め、多くの巨人の女の子を輩出した上藤氏には、ミスタービッグと呼ばれるゴードン監督のように何かニックネームをつけて差し上げたいですね。

上藤政樹氏作品リスト

G-ZONEでは、上藤氏の作品として本作品を含め、下記の作品を紹介しています。

Published : 2001.01.30
Update : 2004.09.17

[ Prev page ] [ Category index ] [ Next page ]

You can find the work by a keyword.

Keyword: