どっきりマイクローン

今西まさお作品

あらすじ 温水プール事件の巻

健司は桃子の胸に隠れてプールの授業に...

野之村健司は、聖しらゆり学園中等部2年生だ。諸事情から雑用をこなすことを条件に女子寮に住み込みながら通っている。そんな健司の心の安らぐときは、女子寮のお風呂を覗くときだった。

「あー、透明人間になりたい」思わず声を出してしまった健司。そのとき背後から「こらこら、あんさん」と声がした。声の主はマイクローン星人。小さな円盤に乗ってお風呂を覗いていたのだった。なんだかんだと言い合っていた二人だったが、結局のところ同好の士である二人は意気投合し、健司はマイクローンになれるビスケットをもらう。

翌日、桃子ちゃんのクラスが温水プールでの授業だと聞いた健司は、マイクローンになって授業に紛れ込んだ。

あらすじ 体育祭事件の巻

今日子ちゃんを妨害する健司

体育祭の日、健司は女子寮チーム員として参加していた。もちろん桃子ちゃんも同じチームだ。

ゆうべ桃子ちゃんの部屋にいて覗いていたことがばれた健司だったが、桃子ちゃんはそんな健司を怒ることが出来なかった。健司は、桃子ちゃんの気持ちを察し、真人間になる決心をする。そんな健司を見たマイクローン星人は、健司にマイクローン用ジェットトランクを貸した。これがあれば、マイクローンになって空を飛べるのだ。健司は、桃子ちゃんが1等になれるよう、工作するのだった。

あらすじ スケベ新兵器(秘)作戦の巻

桃子ちゃんに告白できない健司。その健司のすけべ心をたき付けるマイクローン星人。これまで何度もマイクローンになって失敗してきた健司は、2度とマイクローンにならないこと誓うが・・・すぐに前言撤回、マイクローン星人の新しい計画にのるのだった。

桃子ちゃんに大事なところをつままれて引っ張られてしまった健司

マイクローンビスケットは、お湯がかかると元の大きさに戻る欠点があった。これを克服する為の新兵器、それは健司の作ったプラモデルの潜水艦だった。さっそく2人は、潜水艦を持って女子専用大浴場に行くのだった。

あらすじ 誓いのリボンの巻

桃子ちゃんの胸の上で戦う健司とマイクローン星人

健司は桃子ちゃんの信用を回復するため、桃子ちゃんに2度とスケベなことをしないことを宣言する。そんな健司の指に桃子ちゃんは、誓いを忘れないようにとリボンを巻いてくれた。

それを見たマイクローン星人は、まんが連載の危機を感じ、健司がスケベしないなら健司の分もスケベするといって桃子ちゃんの部屋に。追いかける健司が桃子ちゃんの部屋をのぞくと、桃子ちゃんがエアロビクスをしていた。その桃子ちゃんの胸にはマイクローン星人が。マイクローン星人と健司は桃子ちゃんの体の上で対決することになった。

解説

全編、こんな感じの話です。アイドル系の名前のついた女の子がいっぱい登場しますが、改めて読み直すとネーミングやギャグに時代を感じます。

しかし、そうした古さもこの作品の魅力とは関係ありません。とにかく何が何でも小さくなって女の子に近寄っていく健司のバイタリティが、この作品の全てと言えます。それに女の子が全員かわいいし...

同じ設定の作品にマイクロボーイというのがあります。この作品はマイクロボーイの後発ということにになります。意識して描いたかは判りませんが、マイクロボーイと比べると構成がうまくまとめられています。この作品およびマイクロボーイには、それぞれこだわりがあります。マイクロボーイは毎回女の子のパンティに潜り込み、どっきりマイクローンは毎回胸に抱きつくといった趣向になっていました。

Published : 1999.07.07
Update : 2004.09.17

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