赤い流星を追うようにして飛ぶ青い流星。やがて、赤い流星は地球に墜落した。
科学警察研究所の筑波不二子は、自分の発見に驚いていた。前日落下した隕石を分析していたが、生きた有機体つまり生物を発見したのだった。内閣調査室長である菅生に直接電話をかけて報告した。しかし受話器を置いた不二子は犠牲者となってしまった。
内閣官房長官の茂木は緊急に事態に対処するため、対策会議を開いた。犠牲者となってしまった不二子のレポートを元に想定できるエイリアンとは、なんと人間に対し托卵を行う宇宙生物であった。
そのころ連続発生していた猟奇殺人もこの宇宙生物の仕業であると断定した内閣官房は、自衛隊、警察との連携でこの宇宙生物を捕えるか、もしくは壊滅させる作戦を決行した。
裾野市にある演習場に宇宙生物をおびき出したものの、作戦は失敗。巨大化した宇宙生物に為す術もなく、繰り広げられる淫行をただ見るだけの自衛隊だった。そこに突如としてせん光が。その光の中から巨大化した女性が現れた。