歩野は松沢ひとみに自分をアピールするために、授業そっちのけで化学実験がいかに素晴らしいものかを語って聞かせていた。その日の実験は、おしるこの糖度を測る実験だった。
歩野はじっちゃんの研究室から持ってきた細菌を実験中のおしるこに入れてしまった。すると、おしるこは細菌「キンちゃん」によって変化し始めた。生徒を取り込みながら巨大化するキンちゃん。とっさに歩野がナメクジに似たキンちゃんに塩をかけると、キンちゃんは小さくなって排水溝の中に消えていってしまった。
次の日、山川Xは注文していたパンクルックを学校に着ていくため取りだした。しかし。それは怪獣の着ぐるみだった。
水泳の授業を受けていた歩野とひとみたちは怪獣を見つけ、驚きパニックになってしまった。が、怪獣が山川Xであることが判ると、みんなは山川Xの愛嬌ぶりをほめ始める。歩野は山川Xが人気者になっていしまうのを恐れ、巨大化光線を使って山川Xを巨大化してしまった。
本当の怪獣のようになってしまった山川Xの前に、これまた巨大に成長したキンちゃんが現れた。歩野はキンちゃんに塩をかけたが、効果無し。それではと、山川Xをけしかけ戦わせたが、山川Xはキンちゃんに取り込まれてしまった。
歩野はロケットのミミとクマを巨大化し、キンちゃんを攻撃しようと考えたが、誤ってひとみに巨大化光線を発射してしまった。