地球を狙うエイリアンから守るために結成された組織、それが防衛軍ことB.A.G。B.A.G第1022駐屯所は第一線の攻防戦から離れた僻地にあって、今日も長閑な雰囲気の中、試作兵器試験という重要な役目を受け持っていた。
「こんなこと地球を守るB.A.Gのすることじゃねーよ。」
不満をぶちまける豆次郎。豆次郎は第一線で活躍したいのだ。ふと手に取った新型兵器。それはどう見てもただのぬいぐるみ人形にしか見えなかった。テストもせずに捨てようとする豆次郎の背後から、可愛らしい声がした。
「あーだめ、かわいそう、のどかにちょうだい!」
豆次郎が振り返ると、あどけない少女が立っていた。少女の名前は、のどか。豆次郎を「豆にーちゃん」と呼んで慕っていた。しかも地球防衛軍に入って豆次郎と一緒にエイリアンと戦いたいとまで思っていた。
そんなとき、あたりを揺るがす地響きとともに巨大な影が二つ。巨大な影は、早速自己紹介を始めた。
「私は未開の自然を開拓するのが趣味のリンガちゃ〜ん。と・・・」
「侵略ロボのレフアムニータの確率100%です。」
パンツ丸見えの巨大な美少女が二人。いや巨大美少女と美少女型巨大ロボットだった。
豆次郎は新型兵器で攻撃を始めるが、リンガと名乗った巨大美少女には全く効かなかった。そんな豆次郎達を無視して、リンガは辺りを開発・・・破壊し始めた。
吹き飛ばされる豆次郎とパートタイムの隊員。その様子を見て、のどかは叫んだ。
「のどかだって豆にーちゃんみたいに、地球を守るんだから!!」
無謀にも巨大美少女に向かって走っていく。途中無意識に手にしていたぬいぐるみ型試作兵器を上にかざすと、のどかの体は光に包まれた。次の瞬間、のどかは巨大美少女達と並んで立っていた・・・