おんなじクラスの奈緒子ちゃん、本当に本が好きだよね。本屋さんを見つけると、すぐ寄ってちゃうんだから。今日も古本屋さんに寄って、何か本を買っていたよね。
はっ。クロウカードの気配がする。
でも、今は明るいし、人も沢山いるから探すのは今夜にしようね。なんだか知世ちゃん嬉しそう。また新しい衣装を作ったんだって。ほえ〜。
でね、夜になってクロウカードを探しに出たら、李くんも探しにきていたの。そうしたら、クロウカードの気配のするほうから大きな猫さんが、普通の猫の何十倍もおおきな猫さんがきて李くんは捕まっちゃた。
「こら、ビッグのカードの仕業やな」
ケロちゃんのいうには、生き物を大きくする力を持っているんですって。ちょっと怖かったけど、ビッグのカードは手に入れることはできたの。
ほえ〜。何か今通りましたの。もしかして幽霊!?、ほえ〜。
えっ。何?。羽の生えた豹さん?、馬さんやカバさん、それに魚さんにも羽が生えて飛んでいる。ほえ〜。
「こんなことができるのは、クリエイトのカードしかない」
ほえ?。ケロちゃん、それはどういうことなの?そんなこと聞いている場合じゃない。大きな怪獣が空から降りてきて町の方に向かって歩きだしたの。このままじゃ、お家が踏みつぶされちゃう。ほえ〜。
「そうや、いい方法があるで。」
ケロちゃん、それって、とっても恥ずかしい〜。やだよ〜。でも、やるしかないのかな。またまた知世ちゃんは嬉しそうにしている。
「天高く、我をそびえ立つ塔のように変えよ。ビッグ!」
ほえ〜。ほんとに大きくなっちゃった。やっぱり、恥ずかしいよ〜。でも恥ずかしがってる場合じゃない。よーし。
「ほえ〜。そこの怪獣!待ちなさい!」
しっぽを捕まえたんだけど、この怪獣とっても力が強いよ〜。大きくなっても止められないよ〜。ほえ〜。