黒服の男たち。悪そうな人相の男たちが、ひとりの少女を追いかけていた。逃げ場を求めてさまよう少女の目に飛び込んだ看板。桐島探偵事務所。少女は助けを求めてドアを開けた。
「誰かいませんか」
うるさい女だ。
「オレならここにいる」
机をよく見ると、そこには人形のような大きさの男がひとり立っていた。目を合わせた途端、少女は気絶してしまった。
失礼な女だ。誰かに追いかけられてるんじゃなかったのか。しょうがない女だ。仕方がない、あの手で行くか...
オレは女を起こすときには、こうすることにしている・・・