「いらっしゃいませ。喫茶ドープショウへようこそ。」
高輪アキは、はりきっていた。ドープショウの制服が着たくて、バイトするチャンスをずっとうかがっていたのでした。そして今日、アキは念願の制服を着ることができ、はりきって仕事をこなしていたのです。
「はりきっているわね。」
近寄ってきた店長は、なんと突然アキに薬を嗅がせたのです。アキは何が起きたのか理解できないまま眠ってしまいました。アキが気がついたときは、何かの台の上に身動きが出来ないように固定されていました。
「改造手術終了」
店長の声が、気がついたばかりのアキの耳に届きました。何と店長こと仙川香子とは仮の姿で、その実体は恐怖の大王クラブを倒すために立ち上がった天才博士Dr.カオルコだったのです。
そこに突如として、巨大な大王の手下バニーちゃんが現れたのです。Dr.カオルコはおもむろに小さなボックスを手にし、そのボックスに付いているボタンを押しました。ボタンが押されるとアキの体は膨れ上がり、手下バニーちゃんと同じ大きさの巨人になってしまいました。