人間の世界で暮らすサリーは、魔法の国の王女様。しかし人間の世界で暮らすうち、日に日に魔法を使わなくなってしまった。これは魔法の国を将来背負う王女としては大問題。ということで、お目付け役にじいが派遣されることになったのだった。
ところがじいが乗るはずの流れ星が何者かに盗まれてしまったのだ。
翌朝、カブが家の裏で流れ星を発見する。サリーにはそれがじいの乗るはずのものであったことが直感的に判った。後ろを振り返ると、家に新しい窓が。覗いてみると小さな女の子がベッドの上で寝ていたのだった。
この小さな女の子はポロンという名前の魔法使い。ポロンの得意な魔法は、ものを小さくする魔法だった。ポロンの部屋には小さなタクシーが。なんとそれは、よし子の父の乗務するタクシー。ポロンが父を乗せたまま、魔法で小さくしてしまったのだった。