初代星月校長が現れた。しかも巨大な姿でだ。もちろん秘書のルビーも一緒だ。当然校長も巨大なら、秘書のルビーも巨大だ。ルビーは校長を右腕に付けたその姿で、街中を平然と進んでいく。彼女のバスよりも巨大なハイヒールが、無造作に車や歩道橋など、足もとにひしめく構造物を踏み砕いていった。
そんな混乱の中、一人の少女が校長に飲み込まれてしまった。秘書…いや校長のロリコンぶりは、健在だった。そのうえ巨大化しているだけに、以前よりも始末が悪かった。その少女を助けるべく阿倍野区自治衛隊は、必死に巨大校長&巨大秘書に攻撃をしかけていった。
「1億円ミサイル命中!!」
巨大校長に見事ミサイルは命中。しかし、秘書ルビーには、何の効果もなかった。秘書ルビーを使い反撃に転じた校長に、自治衛隊は全滅。そして、阿倍野区は火の海に。
その時、さくら科特隊基地本部にひとりの男が現れた。男はブラック・レイジと名乗った。オーイシ隊長に対校長の作戦を提案した…
…作戦は失敗だった。がく然とするオーイシ隊長の横で、少女の声がした。
「こんな時になんですが、ちょっとトイレへ行ってきます!!」
声高々に宣言?した少女こそ、実はプリプリαだった。プリプリαは、基地の外に出るなり、校長と戦うために巨大化したのだった・・・