大手木材会社のアルーニー材木会社の社長で、ワンマン社長として腕を奮っているD・J・マルーニー。ですが、孫たちとっては優しい祖父でした。D・Jは、孫のエリザベスとロドニーと一緒に、自動車で旅行をする計画を立て、準備も含めて楽しみにしていました。長期休暇を取るためスケジュールを調整し、さらに1930年式のロールスロイス・ファントムⅡまで購入していたのでした。そして、サンフランシスコ空港で孫たちと合流したD・Jは、そのままシアトルへと旅行にでかけたのでした。
途中、レッドウッドの森でランチにした一行、エリザベスが辺りを散策していると、ジェスバーと名乗る若いノームに出会いました。ノームがとても困っている様子なので話を聞くと、一緒に住んでいる943歳になる祖父のノビーが、ジェスバーのお嫁さんとなるような女の子がこの辺には居ないため、心配のあまりノビーが病気になって困っていると言うのです。
エリザベスはジャスパーの案内で、ノビーのところに着くと、実際ノビーは弱々しく横たわるだけでなく、その姿は半透明になっていました。エリザベスは祖父に助けを求め、みんなで一緒にノビーのいる場所に行くと、ノビーは問題の根本が会社が木を切りすぎたために森からノームが消えてしまったことだとマルーニーに訴えてきたのでした。ノビーはジャスパーの代で、森からノームが居なくなってしまうことをとても危惧していたのです。
D・Jはノビーの活力を取り戻すため、またノームたちの絶滅を防ぐために、2人のノームと一緒に花嫁探しをすることを約束。こうして3人の人間と2人のノームの奇妙で不思議な冒険は、ノームモービルと名付けたロールスロイスとともに始まったのでした。