ルーサーは廃品回収業を営みながら、日々、実験と発明に明け暮れていた。もっとも彼の発明品のほとんどはがらくたも同然のどうしようもないものだ。
そんな彼の一番のお気に入りの発明品は、ロボットに似たおしゃべりもできる「マックス」だ。そんなルーサーだけれども彼のことを好いてくれるエミールー。彼女の父は銀行家でありラジオ局を持つキャンディロック一番の名士だった。
ある日エミールーは家出してルーサーに結婚の意志を確かめる。2人はダイナソー国立公園で人目を忍んで話しあっていたが、どうしたことかマックスが突然「結婚、遅い、たぶん、しない、決してしない」と言い始めた。それを聞いて憤慨するエミールー。エミールーはパニックを起こして火山ガスの噴出する岩陰に。ガスを吸い込んだメリールーの体に変化が。岩陰から出てルーサーの前に現れたメリールーの体は30フィートにも達していた。
巨大になったエミールーをそのまま受け入れてしまえる温かい心を持ったルーサーは、そのままのエミールーと結婚する。二人は幸せだった。そして世にも奇妙な夫婦生活が始まった。