ヨシ子マン

よせ!!そんな目で俺たちを見るのは 外伝

出沢昌平 作品

あらすじ

鈴木ヨシ子さんは、今年20歳。どこにでもある、なんてことのない会社に勤めるフツーのOLだ。

でもこの女の子は、実はメチャクチャ遠い星からやって来た正義の味方ヨシ子マンなのだ。

「ったくもー」

ヨシ子は機嫌が悪かった。上司に言われてコピーをとるような雑用ばかり押し付けられたのだった。そんなヨシ子の前に営業部の岡村が現れた。

「今日うちの部で、カラオケ大会やるんだけど、もしよかったら君も来ない?」

ヨシ子は、アフターファイブに飲みに行くのは大好きだった。それもカラオケ付き、聞いた途端にいく気になってした。その途端に機嫌も直り、その日はカラオケ大会のことしか頭になくなっていた。

ピーッピーッピーッ

ヨシ子マンへの緊急指令を伝えるブザーが鳴った。指令の内容は、バイオレンスけんじたちが街で暴れて破壊の限りを尽しているというのだ。でも、カラオケ大会が気になるヨシ子は、何だかんだと理由を付けて出動指令に反抗した。そして、そのままカラオケ大会に行ってしまったヨシ子だった。

結局持ち歌全部を歌ってから出動したヨシ子。もちろん酒を飲んで酔っている。ヨシ子マンに変身して、現場に来たものの・・・

解説

読み切りで掲載されたショート作品です。

変身したヨシ子マンは、変身巨大化後も基本的にOLです。OLの不満を酔った勢いで悪党軍団にぶちかましますが、暴力はなしです。愚痴をこぼして絡む訳ですが、巨大なだけにどうにもなりません。絡まれた悪党も、ヨシ子マンの愚痴に付きあわされ、逃げることすら許されない状態です。巨大化しなければありがちな展開なのですが、巨大ヒロインものと考えると他にはない展開です。

記事公開日:2000.03.14
記事更新日:2004.09.17

週刊モーニング 《1996年No.16》

発行 講談社
発行日 1996年4月4日
雑誌コード 雑誌22221-4/4
価格 税込定価250円
サイズ B5・中綴

[ 前の作品 ] [ 作品リストに戻る ] [ 次の作品 ]

ライブラリで紹介した作品の検索ができます。ご利用ください。

検索キーワード