鈴木ヨシ子さんは、今年20歳。どこにでもある、なんてことのない会社に勤めるフツーのOLだ。
でもこの女の子は、実はメチャクチャ遠い星からやって来た正義の味方ヨシ子マンなのだ。
「ったくもー」
ヨシ子は機嫌が悪かった。上司に言われてコピーをとるような雑用ばかり押し付けられたのだった。そんなヨシ子の前に営業部の岡村が現れた。
「今日うちの部で、カラオケ大会やるんだけど、もしよかったら君も来ない?」
ヨシ子は、アフターファイブに飲みに行くのは大好きだった。それもカラオケ付き、聞いた途端にいく気になってした。その途端に機嫌も直り、その日はカラオケ大会のことしか頭になくなっていた。
ピーッピーッピーッ
ヨシ子マンへの緊急指令を伝えるブザーが鳴った。指令の内容は、バイオレンスけんじたちが街で暴れて破壊の限りを尽しているというのだ。でも、カラオケ大会が気になるヨシ子は、何だかんだと理由を付けて出動指令に反抗した。そして、そのままカラオケ大会に行ってしまったヨシ子だった。
結局持ち歌全部を歌ってから出動したヨシ子。もちろん酒を飲んで酔っている。ヨシ子マンに変身して、現場に来たものの・・・